ケヤキ。街路樹としてよく見かける欅の樹です。写真の樹は私が40年ほど前に、小さい鉢に種からまいて育て、毎春植え替えをして世話をしてきました。樹は大きくなりまして、今では根元の鉛筆と対比しても分かりますように、幹回りが9センチあります。根張りや、幹の肌に、古い樹の風合いをみせています。自分では動けない植物をそだてるのは、ずいぶんとせわが必要になるようです。
私の住いは歌の歌詞にある《さざんかの宿》でしょうか?ベランダで育てていますので、サザンカにとって我が家は泊まるところ、宿でもあるはずです。鉢植えのサザンカですので毎春のように数少なく一輪の花をみせてくれます。一輪ほどの暖かさそのものです。
春だ‼ 盆栽棚のカエデが暖かさを感じて新芽をふくらませています。楓の新芽のふくらみと競うように、桜の花芽が膨らんでいるようです。ここ琵琶湖の南岸、草津市の桜の開花は、いつごろでしょうか? 早く咲け! 早く咲け!
ベランダに、赤、白、ピンクと多種を彩りよく咲かせている花壇から、少し離れた別の棚に、孤高に咲いている沈丁花です。花言葉は⦅栄光、不滅⦆とされています。私どもの一株のチンチョウゲも、花言葉どうりにひとり凛として咲きほこっています。
あまり好ましい呼び名とも思えませんが、盆栽樹のボケが一輪の花を咲かせました。チョットした可憐さを感じます。この花は武将、織田信長が家紋とされていましたので花言葉は《先駆者 又、ひとめ惚れ》とも称されています。ひとめ惚れされるような優しさがあるようです。