春をつげるベランダの小いさな花が、大きい花にかくれるように可憐に咲いていました。小さい花は小さい花なりに美しく咲いています。この花の名は《プラキカムチエリツシユ》です。
《ここは串本向かいは大島仲をとりもつ巡行船》と、和歌山の串本節に唄われています。平成の時代に入りまして11年に串本大橋が開通しました。その結果として長く親しまれた巡行船も、その姿をけしました。
現在の草津市の（野路の玉川）は平安時代《１２世紀》から歌どころとして有名な地域でした。萩の玉川と云われました。日本の６玉川の一つです。昔の交通手段としての主な街道にあった唯一の土地柄です。【あすも来ん野路の玉川萩こえて色なる波に月やどりけり】 と、千載和歌集に源俊頼朝臣が詠んでいます。
南紀州の熊野速玉大社は、大屋根の上に5本の鰹木と左右の屋根の端に２ヶ所の千木があります。色彩は金ぴかに飾られていました。菊の紋章が正面にあり千木にはハート 型の 模様が見られます。創建の年代は不明ですが、1871年には県社になっています。古くからの神社ですのに、デザインが感覚的には新しいものを感じます。
鉢植えの若木を曲げて、新しい形の盆栽をつくるつもりです。気の長い話ですが、それだけに楽しみでもあります。5～10年後？ どんな感じの樹になるのかな？
子供が成人して嫁ぎ、実家に残されたお雛さんも節句には飾られています。飾られた雛を眺めるのは、子供のそして親御たちの成長にたいする安らぎのひと時でしょうか……！！