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宇宙の山ちゃん

只今に感謝、ありがとうございます♪

八百万の神

2021-01-30 17:00:00 | 神仏
150年程前は、神社と寺は特に別けられてなく神仏習合という形態でした。

明治以降、神社と寺は別ものとされました。

戦後、色々な宗教が混在しますが、多くの新興宗教も大半は神道と仏教がベースにあります。

ところで、先進国(G7)の中でキリスト教が主流でないのは日本だけですね。

日本でキリスト教が主流でないのは何故なのでしょうか。

16世紀にキリスト教は伝来しました。禁止令などで中断期間が長くありましたが、

明治からは解禁されました。宣教師が多く来日したようです。

その後、また昭和になり戦時中規制を受けましたが、戦後は自由になりました。

また、占領下の中、一種のキリスト教ブームもあったようです。

しかし、現在、日本人のキリスト教信者は、日本の人口の1%しかいないようです。

フランシスコ・ザビエルは、教科書で誰でも知ってますよね。

当時、布教に来たザビエルは、大変苦労したことが書簡に残されているそうです。

日本で布教中、どうしてこんな素晴らしい教えが今まで日本に伝わってこなかったのか、

洗礼しないと地獄に落ちるというが、先祖達は何処にいるのか、と質問を受けます。

ザビエルは、地獄にいると応えるしかありません。

すると、全知全能の神様なら、助けてくれれば良いじゃないか、と応じます。

また、何故そんな力のある神様が悪を作ったのか、とも。

ザビエルは、日本人は文化水準が高く、確りした宣教師でなければダメだ、

と書簡に書いたものが残されているそうです。

また、翻訳が難しく、仏教用語をあてはめるしかなかったこともあり、

デウスのことを大日(大日如来)と言って布教したようです。

当時のお寺からは歓迎されたとか…

話は変わりますが、かの弘法大師空海も一般への布教はかなり苦労したそうです。

皆さんの神様と同じ神様なんだと説いてまわったそうです。

例えば、大日如来は天照大御神と同じ神様なのだと。

真言宗では柏手を打ったりします。私が参詣する高幡不動尊での護摩修行の最初に大

僧正など僧侶が入場する時に流れる音楽は神社と同じ水戸黄門が印籠を出した時のよ

うな例のファーンという雅楽が流れます。まさに神仏習合ですよね。

日本人は八百万の神が座すと考え、全てに神が宿ると信仰しておりました。

これは、災害の多い国ならではの考えともいえ、

大自然と共に共存していく中で根付いたものだといえます。

地震などで亀裂の入った土地に、お供えをしていた痕跡が発見されたそうですから。

大自然という八百万の神に畏敬と崇敬の念を持って感謝して暮らしていたのです。

日本人には唯一神は受け入れてもらえなかったのかもしれませんね。

また、「家」という信仰体系の問題だともいわれています。

私の小さい頃、家に仏壇と神棚があるのは当たり前でした。

結婚式は神道で、葬式は仏教が当たり前でした。

仏教系や神道系の新興宗教には馴染みやすかったのかもしれませんね。

また、最近一部を除き、かつてのような勧誘がなくなりましたね。

これは、家としてその修行団体に所属しているので、信者の子供、孫に引き継がれて

いるからなんだそうです。以前と違い、会費も沢山納めてくれる方が多く

規模を拡大せずとも世襲で維持が出来るそうです。

キリスト教は信者になっても家としての信仰になりにくかったのかもしれませんね。

宗教系の学校は全国に正確な数字は分かりませんが、

800以上あるそうですが、そのうちの6割がキリスト教系だそうです。

卒業生が洗礼を受けるケースは少ないそうです。

既にキリスト教も八百万の神様の一員になっているということなんですかね。





















節分 立春

2021-01-22 09:31:00 | 神仏
常識として、節分は2月3日であり2月4日が立春ですよね。

今年は2月2日が節分、翌3日が立春になります。124年ぶりのこととか。

37年前昭和59年は2月4日だったそうですが、記憶に残っていません。

閏年的感覚で修正がされて今回の日取りとなったそうです。

さて、私が仏像なぞり書き帳に色を塗りました。ご覧下さい。







お地蔵さま 地球の仏

2021-01-17 07:01:00 | 神仏
大学時代、岡山市、大雲寺の「日限地蔵」様によく参詣していました。

大雲寺は繁華街近くにあり、友人達も巻き込み一緒に参詣しました。

慈悲深いお地蔵様について今回勉強してみました。

*        *         *          *

羽田守快著【地球のほとけ お地蔵さま】より


お地蔵さまは  その名のとおり
「地の蔵」つまり大地の徳を
あらわす仏様です

私たちが暮らしている
この大地が  この地球が
そのまま  お地蔵さまなのです

お地蔵さまは  いつでも  どこでも
私たちのそばにいてくださる
慈悲のかたまりなのです

さあ  遠慮はいりません
お地蔵さまに  思いっきり
甘えていいのです  頼っていいのです





本を開くとまずこう書かれています。

よくお地蔵さまのことを
「二仏中間の導師(にぶつちゅうげんのどうし)」といいます。

二仏とは、お釈迦さまと弥勒菩薩です。

弥勒菩薩は、お釈迦さまの入滅から56億7千万年後に地上に降りて

お釈迦さまのように如来(弥勒仏)になるといわれています。

その間この世の責任者とお釈迦さまから任命されているのはお地蔵さまだけです。

お地蔵さまとは、この大地そのものの存在なのです。

私たちから片時も離れない、もっとも身近な仏がお地蔵さまといえます。

特別なご利益を頂かなくても、大地(地球)そのもののお地蔵さまから、

毎日間断なく、大変なご利益を頂いているといえましょう。

お地蔵さまの持ち物に「如意宝珠」がありますが、

意のままに、どんな宝物でも生み出す宝珠なのです。

お地蔵さまは、もっともギフトの多い
「宝の仏さま」なんです。

遠慮なくお地蔵さまにおねだりしてみましょう。


天赦日+一粒万倍日

2021-01-16 17:53:00 | 神仏
今日は、天赦日(てんしゃにち)+一粒万倍日です。

私は、財布類を除菌シートで綺麗に拭いて財布などの中身を整えました。

そして、宝くじを購入しました。チャンスセンターなどの窓口ではなく、

宝くじ公式サイトから申込みしました。ポイントなど残っていましたから。

「新春運だめし宝くじ」と
「バレンタインジャンボ宝くじ」の予約

二本の宝くじを少々ですが…

皆さんは何かされましたか?

最後に熊野本宮大社からお札とともに頂いた宮司色紙をご紹介します。








天皇晴れ

2021-01-13 10:10:00 | 神仏




吉川竜美 著【いちばん大事な生き方は、伊勢神宮が教えてくれる】より



一昨年、天皇陛下の「即位礼正田の儀」の際に、午前中は雨だったにもかかわらず

晴天になり、大きな虹まで出たのは記憶に新しいでしょう。

こうした現象がたびたび起こるので、「天皇晴れ(The Emperor weather )」

という言葉まであるほどです。

と著者は言われています。
その他のエピソードも紹介します。

平成2年(1990年)現・上皇陛下が即位礼、大嘗祭の後、神宮へ御親謁になられた際、

雨模様の中、陛下の乗られる馬車には幌をかけて用意されていましたが、

御親拝の直前に突然雨が止み、見事な青空が広がったとそうです。

昭和50年(1975年)昭和天皇が渡米された折も、空港に降り立たれた途端に

雨が止んで、空港中が明るい日差しに包まれたそうです。

この時のことをABC放送の記者が
「陛下が太陽をお連れになられた」

と言ったというエピソードが残っているそうです。

また、天候ではありませんが、

平成26年(2014年)式年遷宮の年、時の天皇皇后両陛下がご参拝された時、

現・上皇后様がご参拝された瞬間、それまでシーンと静まり返っていた境内の森で、鳥が一斉に鳴き始めたそうです。

まるで森がどよめくように四方から響き渡る鳴き声は圧巻だったといいます。

そのどよめきは、上皇后様がご参拝を終えられて御門を出られると、

ピタッと止んだとのことです。

著者は、上皇后様のご存在に、神宮の森の鳥達が共鳴し、

歓迎と歓喜の歌を唄い上げたのではないかと思っていると言われています。



あらためて天照大御神を観じるのは私だけでしょうか。

ありがとうございます。