豆は「魔を滅する」という意味を持つそうだ。
魔滅 = マメ = 豆
ということなのだろう。
節分で豆撒きをするのは理にかなっているということか。
子供の頃私は、マメとは元気で良い状況を表すと教えられた。
御節の黒豆は黒字になるとか言われたが、元は充分なタンパク質を摂ることを
知らず知らずに伝統となった様な気がする。
因みにマッサージ、鍼灸、垢すりでも魔を滅することができるのだという。
邪悪な物、邪気は筋肉に宿りやすく、特に肩、首、腰の筋肉に宿りやすいという。
実際、世間一般的な凝るところである。揉み出して祓うことになる。
有能なマッサージ師は、悪い物が抜けた時にイヤな匂いがするという。
また、鍼灸師も針先から悪い物が抜けていくのが分かるという。
生きて行く上で「気」は大切であり、悪い物とは「気の垢」ともいえるようだ。
事実、私は風呂を欠かさない。暑い夏も通勤の日はシャワーですませるが、
休暇の日は湯舟に浸かるようにしている。家族が嫌がった場合は、風呂屋に行く。
家で入る時、神社仏閣に参詣した時や特に魔を感じる時は、湯舟に浸かる。
粗塩を持参して自分で祓う。左肩、右肩、左足、右足の順に
粗塩をひとつまみを振る。頭に振ることもある。そして湯舟にも粗塩を入れる。
一番風呂の場合は、粗塩を入れて入浴剤は最後に浸かる時に入れるようにしている。
またの機会にお話しようと思っていたが、何故左なのかというと、左は
天照大御神様は伊弉諾大神様が禊祓い給いし時に、左目から誕生されたのである。
そして、左 = ひだり = 日足り
なのである。
つまり、天照大御神様 = 太陽を表しており、陰陽の陽となるのである。
これもまたの機会にお話するが、神社仏閣も良いものばかりいるわけではない。
参詣者達が落としていった、悪い念や気が残っているのである。
それらの悪想念や邪気は、一晩で浄化されるようになっているようだが。
これを祓い清めること、一般社会の中でも悪想念や邪気を受けておりこれを祓う、
風呂を出た後、凝りが解消しているのはこの理屈もあるのだろう。
ひ・ふ・み の祓いというが、
ひ = 火
ふ = 風
み = 水
神社仏閣で風の祓いを持つした後、風呂で水飲み祓いをするともいえる。
因みに火の祓いとは、お不動様などの護摩焚きとなるだろう。