9月28日は、正五九月、大護摩、大般若会、お花講総会💐🌼🌸
私はお花講の講員として、高幡不動尊にお花をお供えしている。
講員総数は325名。土曜日であったこともあり、かなり多くの参加がみられた。
12時集合
12時30分より法話。
寺の次男坊に生まれたが、自治医大の小児科医として働いていた。しかし、寺を継いだ長男が倒れてしまった。
他の兄弟は、他の寺に嫁いだり養子に出てしまっていた。今更引き戻すことは出来ない。
自分が継ぐしかなかった。一年の修行を経て住職となった。
ご縁についての冒頭紹介であった。
この事態がなければ、医師を続けていたであろうし、こうして法話でお会いすること(ご縁)はなかっただろうというものである。
薬王寺 倉松俊弘氏の法話であった。(栃木県鹿沼市)
14時、不動堂に全員で列をなして向かう。全員、輪袈裟をして。
不動堂では、貫首を筆頭に僧侶総出による大般若会と大護摩が繰り広げられた。
大般若会は、「だいはんにゃえ」。
「大般若」は「大般若経」を指していて、大般若会は「大般若経を読み上げる会」という意味。
お経を読んでご利益を得、五穀豊穣や無病息災など、幸せで平穏な生活を祈願する。
大般若経は、正しくは「大般若波羅蜜多経」といい、「西遊記」で有名な玄奘三蔵が訳した経典であるといわれている。
その量、なんと約500万字。600巻にまとめられた、仏教経典の中でも最も長いもの。
600巻を全て一日で読み上げることはできない。僧侶は「転読」という方法を使って一気に読み上げる。
「転読」とは、経本をパラパラめくってお経の一部だけを読むことで、全体を読んだことにする。
ちなみに、大般若経のエッセンスを短くまとめたものが「般若心経」。
大般若会では、初めに般若心経を読み上げることもある。
15時過ぎ
再度本坊にて、懇親。
17代貫首杉田純一氏の挨拶。その後、食事とビールが振舞われた。