野菜と共に!歌うファーマー!

農業がしたい!そんな思いで、丹波に入植してはや10年。畑と睨っこしながら暮らす新米夫婦の格闘の日々をお伝えします!!

DEER FRIEND

2007年05月15日 | 畑の様子
みてください。

今日、畑に行って気づいたのですが、せっかく植えていたルッコラとか、ホウレンソウが何者かにガッツリとかじられているではありませんか・・・。収穫寸前のあっという間の出来事でした。犯人は多分シカ君です。
ほんまコンチクショー・てやんでぇって感じです。

でも、シカにしてみれば、オイラたちがお金を稼ぐような感覚と同じように畑の野菜を食べているんじゃないかな。(ひょっとしたら悪意もあるやもしれんが・・・。)
山に食べ物が無くなってまい・・・、人々がシカたちの住環境を奪ってしまった・・・。その結果、リスクを犯してまでも人里まで降りてくるのかもしれん。同情の余地はあるのやも。

とはいえ、野菜で生計をたてている立場としては、やっぱし穏やかではいられません。
自然との共生・・・なんて言いますけど、これを喜んで受け入れられるくらい、オイラの懐は深くいられませぬ

自然との共生と現場の百姓・・・。
難しい問題です。難しい問題だから、より多くの人に知ってもらって、共に取り組みたいことです。
スーパーにただ陳列されていたんだったら、ルッコラがシカにやられたとか、そんで、網を張ったとか、残りのやつを一気に収穫したとか・・・そんな物語とか分んないだろうな。
オイラの野菜が奇跡的に出来て、その野菜がお客さんの食卓に並んでる。これってある意味凄い凄い奇跡なんですよね。
そんなことを伝えながら、バカ話もしつつ、今の環境問題や食について考えていきたいもんです。

親愛なるシカ君・・・もぉ許してぇ!