衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

難病対策(その2)。「坂井隆憲君」のこと。      12月12日(火)

2006-12-13 10:02:54 | Weblog
  今朝の自民党厚生労働部会では、まず「難病対策」問題が第一議題でしたので私から昨日の難病対策議員連盟の経緯と結果を説明したうえで制度の改善と必要な予算確保を強く訴えました。多くの議員から補足説明、応援演説もありことの重大さと認識の広がりについては政府当局も十分理解したものと感じました。あとは政府の判断を我々政治家が如何に監視をしていくかに係っています。

  ところで私が「難病対策」に何故取り組むか。恵まれない人々のために政治家として働くのは当然でありそれを「天命」と考えているのが第一、実はもうひとつ理由があるのです。7,8年前まで「坂井隆憲」という代議士がいました。佐賀県出身、私とは平成2年初当選の同期生、優秀かつ立派な男で私とは馬が合った。彼は社会福祉、医療問題に特に活動の焦点を定めいろいろな新政策を企画し実現するために大活躍した。いわゆる「難病」対策も誰かがやらねばと早くから考え、私に手伝ってくれと頼みに来たのでお前のためなら何でもやるよ、と私は彼の下で議員連盟づくりに奔走したのです。
  そして彼には大きな事件が起こりました。政治資金問題で刑事事件となりある時期は全国紙に毎日載るくらいの大事件となり、遂に彼は政治の表舞台から消えてしまいました。あるとき私に、おい原田、難病対策だけはちゃんとやってくれよなと言ったことがあった、そのときすでに彼は運命を察知していたのかどうか。
  私は、自分に非があったかもしれないとはいえ、彼の無念さ、彼の弱者に対する烈々たる思い、それを果たし得なかった彼のためにも頑張らねばならないと思っているのです。


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