裁判法廷に立つ 5月20日（火）

　　弁護士に登録して4年目になります。学識も実務もはるかに不十分ですが極くたまにはその仕事もこなします。今日は某地方都市での民事事件の口頭弁論が行われ終日法廷におりました。国会の仕事も重なりましたが、同僚に事情を打ち明け了解して頂きました。私は人と議論することが（3度の飯より？）大好きで、政治であれ法律であれ一応自信はある方ですが、法廷での緊迫感はまた格別です。発言の一つ一つが証拠に基づきまた多分判決に直接影響与えるであろうと思うと、大雑把な議論は許されず大変気を遣うものです。
　　本件もぎりぎりのところで準備が間に合い、本番では陳述なり証人尋問など一応予定通りにいったと自己評価しており、最後は裁判官から「和解」とするかの打診もありましたが、私は少し強気に答えました。
　　国政を論ずるのも、個人間の権利義務を論ずるのも、いずれも奥行きが深く極めるには大きな努力が伴います。