衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

友、遠く(ノルウェイ)より来たる        10月17日(火)

2006-10-18 09:12:04 | Weblog
  懐かしい友人が遠くより来ました。カリー・モックスネスさん、その昔私はアメリカ・オクラホマ州に高校留学していましたが同じ町タルサ市に彼女もノルウェイから来ていたのです。その辺の事情は私の留学記『ヨッシーが町にやって来た』に詳しく書いていますが年齢は18才頃ですからもう43,4年も前のことです。同じ町には全部で7,8人各国から留学生が来ており多感な青春時代、互いに思い出深い体験を持つことができました。爾来手紙のやり取りはしていましたが今回来日して何十年ぶりに再会したのです。ノルウェイ科学技術大学教授、学部長、政治学博士、というのがカリーさんの肩書きで同僚の学者二人と日本の大学いくつかを訪ねて学術交流するのが目的です。
  夜は食事を囲んで楽しいひとときを過ごしました。懐かしい留学時代の思い出話しが次から次と出てきて、勿論相応に年はとりましたが暫し私たちは高校生時代に戻りました。二人で一致したことは、この留学1年間にアメリカの人々の愛情と親切を身一杯受け、またその後の人生に大きな影響を与えたということです。当時のヨッシー(義昭)はどうだったか、という私の妻の質問に(妻と娘も食事に同席していました)、ヨッシーは他の留学生と少し違って国の代表という意識を持っていた、それは多分アメリカと戦争をした国から来たという自意識と警戒感みたいなもので弱さを見せてはいけないといつも考えていたみたい、自分(カリー)などはノルウェイという小さい国のことを果たしてアメリカ人が場所がどこか知っているのかと思ったりしていたのよ、と答えました。私ははっとしました、そこまで見ていたとはと実はびっくりしたのです。戦争云々は別として、私は日本人として恥ずかしいことをしてはいけないという意識を強く持っていたこと、故に毎日が結構緊張して疲れる日々であったこと、そしてそのことを両親、とりわけ父親がいつも気遣ってくれていたということ・・・古い古い思い出になりましたが、今は亡きアメリカの両親への追慕と感謝の念にしばし浸ったものです。

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