大食い競争、やめたら 10月8日（月）

　　閑話休題。最近ではついていけない流行も多いのですが、テレビで見る大食い競走、早食い競争の類は余り好きではありません。今や有名タレントになった感のある若い女性なぞは華奢な身体、可愛い笑顔を振り撒きながらなんと５０人前だか１００人前（！？）だかの料理（種類を問わない）を実に涼しげにペロリと食べてしまい、見る人をただ唖然とさせる。それをまたまわりとマスコミがやんやともて囃す。
　　まず本人の健康に良いはずがない、いくら特異体質とはいえ身体に無理がないはずはない。彼女らの健康と事故を懸念しながら最早「人道問題」でもある気がします。さらに食べ物をこんな形で面白半分に扱うことは食料事情が、国内的にも国際的にも深刻に議論されている時に許されるものだろうか。また食文化や食生活を豊かにし、食を通じての教育などを目指して先年『食育基本法』が成立したばかりでその具体的施策が進んでいる時、その理念とまるで逆行するような行為が派手に喧伝されることはいいことではない。なお地元でも最近はお祭りや大勢の集まりのときビールやコーラの早飲み競争が盛んでイベントの目玉となっている感もありますが、余り良い傾向とは思いません。
　　この種の社会活動に対し、私は格別にあれをしろ、これをするななどいう趣味はありません、皆が楽しくハッピーならまずはいいはずですが、それにしても事故が起きてからでは遅いというのが私の心配です。皆さんはどう考えられますか。