橋本聖子さんのこと １０月２９日（日）

　　地元の井上順吾県会議員の後援会に橋本聖子参議院議員が応援にかけつけて話しをされたのですがなかなか立派な講演でした。橋本さんは元オリンピック・スケート選手として有名ですが夏と冬都合７回の出場を果たしこれは世界一の出場回数ということです。驚いたことに子供の時から病弱で腎臓や肝臓など内臓の疾患を抱え、それ故え運動に打ち込んだこと、選手になる前、またオリンピック出場前と何度にもわたり長期入院を強いられ、また薬によって自呼吸不全という難病にも罹り満身創痍で選手生活を続けたこと、結婚しても月経不全だったのを投薬で切り抜けて今や３人の子をなし連れ子とあわせて６人の母親だということなどを赤裸々に力むことなく話しを続けられました。また精神不安との闘いでそれが陶芸の道に入るきっかけとなり今や「小石原焼き」（東峰村小石原）をもって個展を開くまでになったということも。
　　私も彼女のことがこれほど奥行きのある人と初めて発見しましたが、一方で女性として我々男より数層倍の苦労があるだろうに、スポーツ選手として頂点を極め、議員としても上浮（うわつ）かずいつもきちっとした言動を続け、健全な家庭を築き、そのうえ女性議員として「愛らしい」というのが専らの評判で、どこかにその秘訣があるはずだと思っていたのですが今日はその謎が解けたような気がしました。「スーパーレディ」といえばひとことで済みますが「人に歴史あり」ということを改めて感じたところです。まだ４２才、来年は参議院３選に挑戦します。