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’07関西建築紀行「激闘編」 其の4“中を見なけりゃ始まらない”

2007年05月03日 12時18分00秒 | 建築
 「中に入って見なければ、その価値の半分も分からない。」パリのピエール・シャローの「ガラスの家」、安藤忠雄氏の「光の教会」、吉村順三氏のこの建築もそうだ。書籍や映像ではよく取り上げられ、中庭をはじめ様々な素晴らしいおさまりを持つ建築。だが、しかし…ここは京都で、しかも老舗の旅館とくれば、浮かぶ言葉は「一見さん、お断り」である。風格ある外観に気圧され、やけに敷居が高く感じられた。

 一昨年吉村氏の「軽井沢の山荘」を始めとする建築の紹介映像が「新日曜美術館」で放映された。その際、細かいモデュールであるとか、おさまりが紹介されていてとても勉強になった。この建築は残念ながら紹介されなかったが、別の番組では取り上げられたこともあるという。
 一番良いのは宿泊することだが、さすがに躊躇われる宿泊料金に溜息しか出ない。いつかは、と思うのだが。

「俵屋」
設計者:吉村順三 竣工:1958年 京都府京都市中京区麩屋町御池下ル


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2 コメント

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いかんせん・・ (penkou)
2007-05-05 21:16:30
うーん。俵屋ですねえ。この隣に高層マンションが建つというのでい大きな問題になりましたが、どうなったのでしたっけ。僕もmoroさんと同じく泊まってみたいけどいかんせん同じく○○○がねえ。
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高層マンション (moro)
2007-05-06 13:20:23
高層マンションの計画が有ったのですか。それは知りませんでした。老舗の旅館が沢山有り、反対意見も多々あったでしょうね。現在のところ周りに工事している所もありませんでした。
いつかは泊まってみたい旅館ですが…。
溜息…。
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