「中に入って見なければ、その価値の半分も分からない。」パリのピエール・シャローの「ガラスの家」、安藤忠雄氏の「光の教会」、吉村順三氏のこの建築もそうだ。書籍や映像ではよく取り上げられ、中庭をはじめ様々な素晴らしいおさまりを持つ建築。だが、しかし…ここは京都で、しかも老舗の旅館とくれば、浮かぶ言葉は「一見さん、お断り」である。風格ある外観に気圧され、やけに敷居が高く感じられた。
一昨年吉村氏の「軽井沢の山荘」を始めとする建築の紹介映像が「新日曜美術館」で放映された。その際、細かいモデュールであるとか、おさまりが紹介されていてとても勉強になった。この建築は残念ながら紹介されなかったが、別の番組では取り上げられたこともあるという。
一番良いのは宿泊することだが、さすがに躊躇われる宿泊料金に溜息しか出ない。いつかは、と思うのだが。
「俵屋」
設計者:吉村順三 竣工:1958年 京都府京都市中京区麩屋町御池下ル
一昨年吉村氏の「軽井沢の山荘」を始めとする建築の紹介映像が「新日曜美術館」で放映された。その際、細かいモデュールであるとか、おさまりが紹介されていてとても勉強になった。この建築は残念ながら紹介されなかったが、別の番組では取り上げられたこともあるという。
一番良いのは宿泊することだが、さすがに躊躇われる宿泊料金に溜息しか出ない。いつかは、と思うのだが。
「俵屋」
設計者:吉村順三 竣工:1958年 京都府京都市中京区麩屋町御池下ル
いつかは泊まってみたい旅館ですが…。
溜息…。