この「旧安田銀行小樽支店」は一見、小樽に多く存在する木骨石造のようであるが、実はRC造だ。小樽の歴史的建築物群は全てが同じ構造ではなく、短い期間の中にも流行りの変遷がある。当然現代に近づくにつれ、RC造が増えてくるわけであるが、それらについてのデータは北海道職業能力開発大学校助教授の駒木定正先生がまとめられており、7月に小樽で開催された建築セミナーで紹介されていた。
思えば自分が、PRESS CAFÉのある「旧澁澤倉庫」に通い出したのはこのセミナーが開催された頃であった。旧澁澤倉庫は木骨石造で、先日も壁の軟石が欠けてしまったとマスターが苦笑いしていた。倉庫を借りていらっしゃる船長の話では、数年前の台風被害や、こういった劣化を補修する為の市からの援助金は予算が少なく、なかなかまわってこないそうである。
旧安田銀行小樽支店は数年前、道路拡張に伴い曳家し、外部を補修したそうだ。現在は北海道経済新聞社屋として使用されているが、やはりオーナー企業が負担したのであろうか。歴史的建築物の保存はとても大変なのである。
「旧安田銀行小樽支店」
設計者:安田銀行営繕課 竣工:1930年 小樽市色内2-11-1
思えば自分が、PRESS CAFÉのある「旧澁澤倉庫」に通い出したのはこのセミナーが開催された頃であった。旧澁澤倉庫は木骨石造で、先日も壁の軟石が欠けてしまったとマスターが苦笑いしていた。倉庫を借りていらっしゃる船長の話では、数年前の台風被害や、こういった劣化を補修する為の市からの援助金は予算が少なく、なかなかまわってこないそうである。
旧安田銀行小樽支店は数年前、道路拡張に伴い曳家し、外部を補修したそうだ。現在は北海道経済新聞社屋として使用されているが、やはりオーナー企業が負担したのであろうか。歴史的建築物の保存はとても大変なのである。
「旧安田銀行小樽支店」
設計者:安田銀行営繕課 竣工:1930年 小樽市色内2-11-1
http://www4.cds.ne.jp/~tanabe/detail.cgi?fujibk
現在は横浜市の所有となり東京芸大大学院の施設として使用されています。昨年5月にちらっと見学させて頂きましたが金庫等も保存され往時の面影も残っていました。