歌手の五木ひろし(64)が22日、大阪・新歌舞伎座で上演中の「コロッケ特別公演」(25日まで)にサプライズ登場し、タレント、コロッケ(52)を驚かせた。
前夜、大阪市内でライブを行った五木はシークレット観劇。コロッケが得意の「契り~ロボットバージョン~」で爆笑をとった直後に花束を持って乱入した。
何も知らされていなかったコロッケは本人の登場にフリーズした後、土下座。「素晴らしい。いつもありがとう」とホンモノからねぎらわれて上げた顔は涙でグシャグシャになっていた。
五木は「歌い方を伝授する」と同曲の出だしを歌う際には「テケテケテケ」と擬音を口マネしてロボット五木にチラリ変身するサービスも。
「忘れられない日になった」と感激のコロッケはお返しに、同所で6月に五木が行う特別公演(1~25日)のPRを観客にしていた。
クラシコが終わり、マドリードは興奮いまだ醒めやらぬという状態が続いている。2-1でレアル・マドリードがアウェーで勝利を収めて、リーグ戦でのバルセロナとの勝ち点差を7に広げ、これで、事実上リーグ優勝が決まったといえるからだ。
ジョゼ・モウリーニョにとっても、この勝利の美酒の味は格別だろう。なんといっても、過去に9度訪れているカンプノウで一度も勝利したことがなかったのだ。10回目となった2012年4月21日、ようやく敵地で祝杯をあげることができ、また、それが事実上、昨年の国王杯に次ぐタイトルをもたらすことを意味しているのだから、感慨深いものがあるのは当然だろう。
その歴史的瞬間に、モウリーニョの声が聞けなかったのは残念なことだ。モウリーニョは今季、リーグ戦では記者会見で一切話さないと決断してしまった。それを許すクラブ側もいかがなものかという意見もあるが、結局この日も、ジョゼップ・グアルディオラをようやく破ったモウリーニョの肉声は聞けずに終わった。
レアルの第2監督のカランカが「モウリーニョは、もしドローのままだったら、そのまま攻めていけと指示していた」などと説明しても、全くもって興ざめだ。モウリーニョこそ、レアル・マドリードが打倒バルサを目指して補強した「SPECIAL ONE」なのだから。
果たして、今回のクラシコの勝敗のカギは、どこにあったのか。
レアルの一番の勝因は、何よりもディフェンスで見事にバルセロナを潰したことにある。以前、シャビは「僕らに勝ちたいなら、ガチガチに守るか、ピッチの芝生の丈を高くしたり、ピッチをからからに乾いた状態にしてパスが回らないようにすればいい」と話したことがある。
バルサとの対戦で、レアル・マドリードがホームのサンチャゴ・ベルナベウの芝の状態を最悪のコンディションにするのは、毎回のお約束だが、今回は舞台がカンプノウとあって、芝の状態をコントロールすることができない。そのため、モウリーニョは唯一の手段、強固なディフェンスでバルサを潰すことに全力を注いだ。
そのモウリーニョの戦略の前で、グアルディオラのとった策は機能しなかった。
レアル・マドリードは、バイエルンとのチャンピオンズリーグ準決勝第1戦から中3日ということもあり、火曜の試合と全く同じ顔ぶれで臨んできたが、水曜に同じく準決勝第1戦をチェルシーと戦った中2日のバルセロナは、中盤にティアゴを投入し、前線のメッシの女房役にテジョを入れて、メンバー構成を変えた。
イニエスタ、ティアゴ、シャビとテクニカルな中盤トリオを使うことにより、中央での数的優位を維持し、さらに右サイドバックのダニエウ・アウベスを上げてサイド攻撃をしかけ、その分手薄になるディフェンスは、ボランチのセルヒオ・ブスケッツをDFライン付近まで下がらせてカバーする形をとった。
その結果、中央で主導権を握ることはできたが、アタッキングゾーンの人数が薄くなってしまった。ボールを奪ってショートカウンターをかけようにも、前線に残っている選手が少なく、メッシはほとんどの場合、レアルの選手数人に囲まれて、身動きが取れない状態になった。
先週のチャンピオンズリーグ準決勝のチェルシー戦でもそうだったが、シャビやティアゴを入れることでボールポゼッション率は上がり、中盤でボールは回るのだが、そのパスワークがゴールにつながるかどうかは、メッシがどれだけ自由でいられるか、サイドのアタッカー(今回のクラシコの場合、アウベスとテジョ)がどれだけ、相手のサイドバックとセンターバックをひきつけ、メッシがいる中央のスペースを空けられるかがポイントになる。
だからこそ、後半、FWのアレクシスが入って中央にわずかでもスペースができたときに、バルサにゴールが生まれたのだ。ただ、裏を返せば、中央にスペースを与えず、メッシを生かせない状態にすれば、グアルディオラの戦略は機能しないことが証明されてしまったことになる。
そしてレアルのふたつ目の勝因は、やはり、クリスティアーノ・ロナウドだろう。今まで、ビッグマッチではピッチから消えると言われていたロナウドが、今回、初めてカンプノウでもその実力を発揮した。
相手を振り切るスピード、疲れ知らずのフィジカルのタフさ、自分がここで主役になるんだという燃える野心。今回のクラシコで、一流のFWに求められるすべてをロナウドは手にしていた。この試合は、リーグ戦で同じ41ゴールで得点王争いをしているメッシ対ロナウドの対決とも言われていたが、あらゆる点でロナウドはメッシを凌駕していたといえるだろう。
その疲れ知らずのロナウドに比べて、バルセロナの選手にはキレがなかった。スケジュール的にもチャンピオンズリーグ準決勝から中2日と、厳しい状態にあったのだろうが、明らかに疲労が目についた。
こういった試合では、モチベーションが上がってアドレナリンが出るから、疲労を感じない、などと言われることもあるが、やる気だけではカバーできないものがあったのだろう。
とはいえ、ともに休んでいる暇はない。バルサに勝った自信を手に、レアルはチャンピオンズリーグの準決勝セカンドレグのバイエルン戦に向けて準備を始めなければならない。一方、やはり準決勝のチェルシー戦に臨むバルセロナは、今回のクラシコの結果によって、どうすれば世界一といわれるバルサに勝てるのか、そのヒントを相手に与えてしまった。
そして、今回のクラシコにはまだ続きがある。あらゆる点で明暗の分かれたレアル・マドリードとバルセロナだが、目指す場所は同じだ。
もし、この両者がチャンピオンズリーグで決勝に勝ち進めば、ヨーロッパナンバーワンを決める大会で再び、決戦が行なわれることになるのだ。国内リーグから欧州に舞台を変えてのクラシコ実現に向かい、両者は再び走り出している。
シアトル・マリナーズのイチロー外野手は22日、本拠地でのシカゴ・ホワイトソックス戦に3番ライトで先発出場。5打数2安打、1三振で今シーズン6度目のマルチヒットを記録した。
また、この試合に7番センターで先発出場したホワイトソックスの福留孝介外野手は、2打数1安打、2打点、1四球。3打席目に犠飛で今季初打点を挙げると、続く打席でも適時打で打点をマークした。
試合は、3回に2点を先行したホワイトソックスが、一度は逆転を許すが、6回に福留の犠飛で勝ち越し。8回には福留のタイムリーなどで突き放し、7対4でマリナーズを下した。
女優、井上和香(31)が誕生日の5月13日に結婚することが22日、分かった。お相手は「荒川アンダーザブリッジ THE MOVIE」(2月公開)などで知られる映画監督、飯塚健氏(33)。同作に和香が出演したことで出会い、撮影終了後の昨年5月に交際に発展。約1年でのゴールインとなった。和香は現在、飯塚監督が手掛ける舞台に出演中。最愛のパートナーのもとで最高の演技を披露している。女優として成長著しい和香が、新進気鋭の若手監督と人生を歩むことを決めた。デビュー10周年の記念すべき32歳の誕生日に婚姻届を提出する。 関係者によると、2人は「荒川アンダーザブリッジ-」の撮影が始まった昨年3月に知り合った。当時は監督と女優という関係だったが、撮了後の同5月、役者仲間ら複数での食事会で再会。和香は飯塚監督の役者に分けへだてなく接する姿、飯塚監督はスタッフからも愛される温かい気持ちを持つ和香に惹かれ、ほどなくして交際をスタートさせたという。和香のハートを射止めた飯塚監督は、22歳のときに映画「Summer Nude」(03年公開)で監督デビュー。その後は映画のみならず舞台の脚本・演出、小説の執筆などマルチ・クリエーターとして活躍中。どの作品にも情熱を注ぐ“熱血漢”で知られ、役者からの信頼も厚い。そんな仕事熱心で創作意欲にあふれる彼を、実家が小料理屋の和香が、炊き込みご飯など得意の和食料理でサポートしているようで、親しい知人には「リーダーシップと決断力があって、公私においてすごく尊敬できるんです」と魅力を話している。和香の所属事務所はサンケイスポーツの取材に対し、「結婚の報告は受けてます。誕生日に入籍すると聞いています」と認めている。会見や挙式・披露宴の予定はない。先日、サンケイスポーツのインタビューで念願の女優業を着実に歩んでいる喜びを語っていた和香は、「(結婚は)できるだけ30代前半でしたい」と話しており、花嫁という夢ももうじき叶う。2人は結婚へ向けて同居生活をスタート。和香は妊娠しておらず、今後も仕事を続ける。今月19日から飯塚監督が脚本・演出を務める「FUNNY BUNNY-鳥獣と寂寞の空-」(東京・青山円形劇場、30日まで)で、4年ぶりの舞台に挑戦中の和香。公私ともに飛躍の1年となりそうだ。