はーぴー日記

イラストレーター&デザイナーはらだゆきこの日記です。

Our Word Is Our Weapon

2011-12-08 23:46:52 | Weblog
先日のドミューンの「日本未来思考3.0! GREEN ACTIVE/グリーン・アクティヴ」
出演:中沢新一、宮台真司、いとうせいこう、はひさびさ未来にわくわくするひとときだった。

内容については、twitterでまとめている人もいるのでそこを見て頂くとよいと思いますが、
私がメモったことだけこちらで紹介します。


・人は、相手をサヨクだ右翼だとレッテル貼って誹謗中傷する。
 その人がどういう内容を話しているかは関係ない

・自分たちが政治の主体なんだってことを自覚したい

・民主主義と資本主義が両立しない世界になっている

・資本主義で勝ち抜けるのは絆のある人間だけ

・資本主義の世界は、不安を基本ベースにして生きざるをえないので、
 一瞬でも華をみせてくれるものに惹かれる。
 不安な人達は、強い声を持つ人に惹かれる。
 不安にかられた人々は間違ったものを選ぶ。


・君たちは文化活動なのか政治活動なのかと年寄りに何度も聞かれる。
 分断している

・いとうくんにお願いしたいのは価値発信の回路。
 高い価値を発信するための回路を作ってもらいたい。
 メディアとか雑誌とかサイトとか。
 新宿でのデモでのせいこうさんの演説は、ひとつの価値回路だった。(中沢)

・詩と政治はむかしはつながっていた。それを思い出してやった。
(せいこう)

・ゴダールは「政治的な映画をつくるんじゃなくて、映画を政治的にすることだ」
 と言ったが、そういうこと(ミヤダイ)

・今、「立派」ということばは死語になってしまった。
 世の中から抜け落ちてしまった。「勝つこと」がすべて。
 大人がこどもに「立派な人になってね」と言わなくなった。

・あの人は、立派だなっていう生き方をしないといけない。
 それはぱっと見てわかるものではない。
 立派だったかどうかなんて、死んでからわかるくらいのもの。

ーーーーー
資本主義が不安をベースにした世界である、というのは、
オザケンの「うさぎ!」を例に出すまでもなくそうなのだけど、
そのことが、慎太郎とか橋下を選ばせてるとこまであまり
考えが及んでなかった。たしかにそうだ。
ということは、不安や不信をすこしでもへらしていくこと、
つまり「困ってもなんとかなるし、世の中捨てたもんじゃないよ」という社会を、
みんなで作っていくことが大事なのだと思う。
これは、たぶんそんなに難しいことではなくて、
かつての日本では、いくらでもあったことなのだし。

「詩と政治はむかしはつながっていた。」と言うせいこうさんの言葉は、
とても重要だ。わたしはデモのコールには「詩情」が必要だと思っている。
たしかにせいこうさんの、アルタ前の演説には、詩情があった。
生きた言葉が、未来を見せ、人の心を動かす瞬間があった。
今、デモに必要なのは、空気や気持ちをその場で生きた言葉に紡げる即興詩人なのだっ!!!

「立派」という言葉が死語になった、ということは、悲しいことだけどそうだと思う。
今のこどもたちは、「責任」というものは取らないで逃げる方が賢いことだと
思っているだろうし、「立派」という即効性のないわかりにくい名誉に
なんの魅力も感じないかもしれない。
大人たちの責任は、ほんとうに、重い。

でも、こういう大人たちの話を聞いて、わくわくしてきた。
とってもやる気がでてきた。

Our Word Is Our Weapon



彼らが持っている武器以外のすべてが対抗する力になる。
言葉も、音楽も、表現も、笑いも、料理も、洋服も…
わたしたちは、数え切れないほどの武器を持ってる!よね。

Silly people making peace

2011-12-08 01:34:21 | Weblog






ドイツでは、国内の原発から出た放射性廃棄物の再処理を隣国・フランスの企業に依頼していて、
25日、再処理されたおよそ150トンの放射性廃棄物を積んだ貨物列車がドイツ西部に入りました。
放射性廃棄物は、北部ゴアレーベンにある中間貯蔵施設に運ばれることになっていますが、
26日、反原発団体の呼びかけに応じた市民数千人が線路の上に座り込んだり、
火をつけたりして列車の運行を妨害し、警備に当たった警察官との衝突で、
警察官少なくとも20人がけがをし、デモ隊にもけが人が出ています。
また、中間貯蔵施設に近い北部の町、ダネンベルクでは、主催者の発表で2万3000人の市民が参加して反原発集会を開き、
国内すべての原発の即時閉鎖などを訴えました。
ドイツ政府は、東京電力福島第一原子力発電所 の事故を受けて、
2022年までに国内すべての原発を廃止することを決めましたが、
核廃棄物の最終処分場の建設計画は宙に浮いたままです。
フランスで再処 理された放射性廃棄物のドイツへの搬入は、福島第一原発の事故後、初めてで、原発反対派が政府に対し改めて不満を表明した形です。

11月27日 5時52分 NHKニュース
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恒例(?)となったこの放射性廃棄物輸送とその妨害行動。
いつも結局は阻止できないのだけど、それでも彼らはここに座り込む。
何度でもやる。へこたれない。あきらめたりしない。

「道」という漢字は“終わり”と“はじまり”という意味のふたつの部首からできている。
道は、“はじまり”と“終わり”の間にしかない。

わたしたちは、過程を生き続ける。