おこりつづける宣言

原発がダメになって、大事な友達が何人も何人も、
不本意な形で東京を去らねばならなくなった。
たぶん、これからも失い続けるだろう。

みんな、それぞれの地でたくましくしなやかに生きている。
もしかしたら、その新しい「血」は、地方を変えてゆくかもしれない。

それでも、私の怒りはおさまらない。

ここ数年、友人のベビーラッシュだった。
わたしは友達のこどもたちの面倒を見る気まんまんだった。
みんなの「伯母さん」になろうと思っていた。
しかし、それができなくなってしまった。

新天地で生きる友達が、その土地でつながりを構築していくのは
大変なことだ。
行けるものなら、自転車を飛ばして、ご飯をつくって話をきいてあげたい。

私は、ずーーーーっと腹を立て続けている。
死ぬまで、この怒りはおさまらないかもしれない。

だから私は、この怒りを、上機嫌に、愉快に、あふれる色彩を塗りたくって、
ぶちまけていこうと思う。