野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

ウツギ

2019-01-26 | フィールドガイド--植物編--
ウツギ(ユキノシタ科)
落葉の低木で、全国各地でよく見られます。
枝を切ると幹の中心が空洞になっていることから“空木(うつぎ)”と呼ばれています。
“卯(う)の花のにおう垣根・・・”の歌にある卯の花はウツギのことで、卯月(旧暦4月、現在の5月)のころに白い花を咲かせることからつけられた名前です。(武庫川大探検より)
ウツギ、漢字で書くと「空木」、つまり枝の髄の部分が、中空になることから付いた名前。
茎の中が空洞になっている木のことを「ウツギ」と呼んでいるので、「ウツギ」と名の付く木がたくさんあることになります。
ウツギ(ユキノシタ科)以外にも ユキノシタ科はほかにもマルバウツギ、バイカウツギ、ガクウツギ、コガクウツギ等があります。
「○○ウツギ」と名が付くものは、スイカズラ科の植物にも多くみられます。
タニウツギ(スイカズラ科)
日本固有種で、本州以北の日本海側に生えます。猪名川流域では、一庫から妙見山付近でもよく見かけます。花の色が白から赤に変わるハコネウツギは、よく植栽されます。
ツクバネウツギ(スイカズラ科)
林縁部などに生えます。白い花の根元の蕚が、羽根つきの羽根のようなことから、名付けられています。萼片は4枚です。
など
(生きている猪名川改訂版より)

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