ネムノキ(マメ科)
梅雨の晴れ間 ネムノキの花が咲き始めた。
ネムノキの名は小葉が夜間閉じて垂れ下がり、葉が眠ったようみみえるのでネムノキと名づけました。
暗くなると葉がとじるのですが、植物が暗さに反応して葉を閉じる動きを「睡眠運動」 といいます。
閉じる仕組みは、小葉のつけ根に 「葉枕」という小さな膨らみがあり、 その内部の圧力が変化することで、 葉が開閉します。
ネムノキを漢字では「合歓(ごうかん)」と書きます。中国では2枚の小葉が合わさり歓ぶと考えて、これを夫婦和合、家内平和の象徴として庭木にするそうです。
ネムノキが咲くと、アズキあるいはヒエ、アワなどをまくという農業暦があります。
花はマメ科の花とはちょっと違います。ネムノキの花は、すじばかりに見えます。これは、長くのびたおしべとめしべです。ピンク色にみえるところはおしべです。花びらはおしべとめしべの下に小さくあります。
秋にできる実をみるとマメ科だと納得できます。
花は6月~8月に咲き,紅色の美しい花を枝先につけます。花は、夕方から咲きはじめ、翌日の昼ごろまで見られます。
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