野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

蓼食う虫も好き好き

2023-09-07 | 自然観察会

ヤナギタデの葉は辛く刺身のつまになる。その辛い葉は虫も食わぬだろうということで、「蓼食う虫も好き好き」ということわざができました。

秋河原で群生している様子が見られます。

ヤナギタデ(マタデ)

河原など湿った場所に見られます。葉が柳に似ていることからヤナギタデといいます。

葉や茎は噛むととても辛く、葉を二杯酢ですり潰した「たで酢」は、鮎の塩焼きなど日本料理にはつきもので、鮎の香りをより引き立てる調味料になります。猪名川の河川敷には、秋になると、ヤナギタデやボントクタデ、イヌタデなどタデ科の植物の花が咲きます。

 

イヌタデ

タデの仲間なのに辛くないので、役立たずの意味でこの名がつけられました。

昔、女の子のおままごとでは赤飯の変わりに使われました。

 

オオイヌタデ

イヌタデより大きな淡紅色の花を咲かせます。節が膨らむのが特徴です。

 

ミゾソバ

河原など湿った場所に見られます。秋、桃色の可愛い花を咲かせます。

 

ママコノシリヌグイ

河原など湿った場所に見られます。棘のある茎で継子のしりを拭くなどと、あまり好ましくない命名です。


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