『それから』

『三四郎』は、先日、飛行機のシートに寝転がって読んだ。

『それから』を、家の書斎？で読んでいる。

夏目漱石の、三部作の二つ目。

板の上や映像で、口説き文句を随分口にして来たが、

この作品の、代助の台詞は胸に響くぜ！

「“僕の存在にはあなたが必要だ。どうしても必要だ。”
代助の言葉は、官能を通り越して、すぐに三千代の心に達した。
三千代はふるえる睫毛の間から、涙を頬の上に流した。」

簡潔にして自然で素朴！

一点の濁りも無い！

シェイクスピアも顔負けだなあ！

珠玉の名台詞！

写真の草花の如く一点のシミも無い！

珠玉のラブシーンでありました！

三部作の最後は、『門』！

明日読もう！

とちおとめ！

苺が一つ鮮やかに色づいた！

しっとり朝露に濡れて……！

寝ぼけ眼にいきなり飛び込んこんだ！

綺麗な朱色が眩しい！

美味しそう！

いや、嬉しそう！

愉しげだ！

ほかの子たちは未だ青白く硬いのに、ひとりだけ抜け駆けしましたね！

一等賞！

しっかり水をあげような！