国民形成への苦難の道 その2 2012-07-04 21:21:20 | アジアの歴史 国民評議会派を中心とする独立運動によって、ブリテンのインド植民地支配は恐ろしくコストのかかる政策となった。どこかに「正義」の理念を掲げる「大ブリテン帝国」を標榜する統治は、東インド会社の利潤本位の支配と比べて、出費がかさむことになった。そこに第2次世界戦争が勃発した。ブリテンの支配階級は、インドを独立させる方法を模索し始めた。すると、多様性を抱えたインドは、自らをどのような国民=国家として形成するかをめぐって苦闘し、内部の分裂に苦悩することになった。 . . . 本文を読む