10GB容量の無料オンラインストレージサービスのStreamloadの試用レポート.最終回となる今回は,アカウント情報や設定の詳細について解説する.
今まで説明してきたとおり,Streamloadの無料アカウント(別名:Freeloader)は,「お試し版」という位置づけであり,ストレージ容量が10GBと大きいものの,様々な厳しい制約がある.おそらくOffice文書,デジカメ画像や音楽ファイルといった比較的サイズの小さなファイルの保管や,小規模なファイル交換にしか,原則的には利用できないと思って良い.また,Streamloadの有料サービスは,実質ダウンロード従量制で課金するため,他者のストレージに入っているファイルも含めて,ダウンロードは制限される.これらの特徴は,アカウント情報表示にも反映されている.
Webインターフェース上部のリンク「Account Info」をクリックすることで,現在のユーザーのアカウント情報を見たり,編集することができる.項目としては…
この中で特に注目されるのが,「Download Usage」だ.この項目の中に,詳細表示のためのリンクが存在する.「View Report」をクリックすると,月・週といった単位での,ダウンロード統計が表示される.さらに1日単位でのダウンロード統計も表示できる.ダウンロードは,課金に直結するので,明細をはっきりさせたいという意向なのだろう.また「Agreements」は,4項目に分かれているが,これはいざ著作権問題等が発生した時に,サービス停止に追い込まれないための布石だろう.
さて最後に「設定」だが,やはりWebインターフェース上部に「settings」リンクがあり,これをクリックすると,タブ付きの設定ページが現れる.タブには…
これらの設定を見て頂ければわかるとおり,非常にカスタマイズ性が高い.またメールでのお知らせ機能などは,大変便利だと思う.ただ奇妙なことに,タイムゾーンを「TOKYO」に設定しても,なぜか実際の時間よりが1時間進んでいるので注意.
ということで,駆け足でStreamloadを見てきたが,無料サービスでは制限が厳しいものの,品質やサービスはなかなか良いと感じた.会社としての経営基盤が盤石であるならば,有料サービス契約しても悪くない気もする.特に有料サービスはアップロード無制限なので,ファイル倉庫として使用したいというユーザーにはうってつけだろう.
ただし,オンラインストレージサービスの今までの変遷を見ればわかるとおり,会社が安定していなければ,突然サービス終了の可能性もある.そのような時,すべてのファイルを回収するためには,期限までに,ひたすらダウンロードするしかないだろう.さらに,ダウンロード従量制等の制約により,回収作業に支障を来す可能性も高いのではないだろうか.
もう一つ気になるのは,セキュリティだ.当然,UPSによる停電対策や,ミラーリング等のHDD障害対策はしているとは思うが,ファイル盗難や流出などはどのように防いでいるかが気になる.もしセキュリティ対策が万全であるのならば,声高に巨大容量を喧伝するよりも,WebArena(NTTコミュニケーションズのホスティングサービス)のように,いかにしてセキュリティを確保しているかについて,ほんの1ページでも作成すべきではなかろうか?
最後に,少々訂正.広告は表示されないと言ったが,フォルダを何回か開くと,ファイル一覧のかわりに「有料ユーザーになろう」といった趣旨のStreamloadの広告が表示される.お試し版ですからネ.
今まで説明してきたとおり,Streamloadの無料アカウント(別名:Freeloader)は,「お試し版」という位置づけであり,ストレージ容量が10GBと大きいものの,様々な厳しい制約がある.おそらくOffice文書,デジカメ画像や音楽ファイルといった比較的サイズの小さなファイルの保管や,小規模なファイル交換にしか,原則的には利用できないと思って良い.また,Streamloadの有料サービスは,実質ダウンロード従量制で課金するため,他者のストレージに入っているファイルも含めて,ダウンロードは制限される.これらの特徴は,アカウント情報表示にも反映されている.
Webインターフェース上部のリンク「Account Info」をクリックすることで,現在のユーザーのアカウント情報を見たり,編集することができる.項目としては…
- Account Information:ユーザー名,アカウントタイプ,メールアドレス,パスワード
- Subscription Summary:料金について
- Download Usage:ダウンロード可能量と,現在までのダウンロード量
- Agreements:使用に関する法律的な承認
- Processing Status:ストレージに格納される前段階処理の状態
この中で特に注目されるのが,「Download Usage」だ.この項目の中に,詳細表示のためのリンクが存在する.「View Report」をクリックすると,月・週といった単位での,ダウンロード統計が表示される.さらに1日単位でのダウンロード統計も表示できる.ダウンロードは,課金に直結するので,明細をはっきりさせたいという意向なのだろう.また「Agreements」は,4項目に分かれているが,これはいざ著作権問題等が発生した時に,サービス停止に追い込まれないための布石だろう.
さて最後に「設定」だが,やはりWebインターフェース上部に「settings」リンクがあり,これをクリックすると,タブ付きの設定ページが現れる.タブには…
- General:ファイル名・フォルダ名の表示方法やクリップボード機能の設定
- Dates & Times:タイムゾーンや日時表示形式の設定
- File Listings:ファイル一覧の表示形式の設定
- Downloading:ダウンローダやストリーミングの設定
- Inbox:inboxフォルダに何か届いた場合,メールでお知らせするか等の設定
- Hosting:ホスティングする場合,表紙ページやエラーメッセージなどの表示に関する設定(無料ユーザーはホスティング不可)
これらの設定を見て頂ければわかるとおり,非常にカスタマイズ性が高い.またメールでのお知らせ機能などは,大変便利だと思う.ただ奇妙なことに,タイムゾーンを「TOKYO」に設定しても,なぜか実際の時間よりが1時間進んでいるので注意.
ということで,駆け足でStreamloadを見てきたが,無料サービスでは制限が厳しいものの,品質やサービスはなかなか良いと感じた.会社としての経営基盤が盤石であるならば,有料サービス契約しても悪くない気もする.特に有料サービスはアップロード無制限なので,ファイル倉庫として使用したいというユーザーにはうってつけだろう.
ただし,オンラインストレージサービスの今までの変遷を見ればわかるとおり,会社が安定していなければ,突然サービス終了の可能性もある.そのような時,すべてのファイルを回収するためには,期限までに,ひたすらダウンロードするしかないだろう.さらに,ダウンロード従量制等の制約により,回収作業に支障を来す可能性も高いのではないだろうか.
もう一つ気になるのは,セキュリティだ.当然,UPSによる停電対策や,ミラーリング等のHDD障害対策はしているとは思うが,ファイル盗難や流出などはどのように防いでいるかが気になる.もしセキュリティ対策が万全であるのならば,声高に巨大容量を喧伝するよりも,WebArena(NTTコミュニケーションズのホスティングサービス)のように,いかにしてセキュリティを確保しているかについて,ほんの1ページでも作成すべきではなかろうか?
最後に,少々訂正.広告は表示されないと言ったが,フォルダを何回か開くと,ファイル一覧のかわりに「有料ユーザーになろう」といった趣旨のStreamloadの広告が表示される.お試し版ですからネ.
100GBまで無料で使えるらしい。すごい。
その名は今話題のファイルバンクです。
www.filebank.co.jp
しかもファイル送信サービスも準備しているらしい。100MBまで無料なんって