WaterMind PC Blog

PCとネットワークに関するニュースコラム.

意外な展開!OracleがMySQLエンジン「InnoDB」開発会社を買収

2005-10-10 18:37:14 | ネットワーク技術

 本日も,手短に…

 各種ニュースサイトで報じられているとおり,商用データベースの大手Oracleが,高速処理で有名なフリーのデータベースソフト「MySQL」のエンジン開発会社「InnoBase」を買収した.

 Oracleでは,MySQLに対して今後も「InnoDB(データベースエンジン)」を提供していくとのこと.MySQL側はこの買収を歓迎しているようだが,この買収の真意が今ひとつわからない.表面上はMySQLつぶしではないようにみえるが,将来的にはMySQLユーザーを,Oracleに移行させるための布石なのかもしれない.

 詳細については,下記記事をご覧あれ.


くすぶり続けるEPSON CC-600PX/PX-V700問題

2005-10-08 23:32:00 | ハードウエア

 先日,久々にうかがったお得意先で,インクジェット複合機を使用する機会があった.数年前に私が購入選定したEPSONの複合機で,既に機種名までは忘れていたのだが,EPSON複合機については気になる情報を得ていたため,さりげなく機種名を確認した.そしてギクリ!一瞬我が目を疑ったが,間違いなかった.それはかの有名なEPSONの「CC-600PX」だった.

 

  ここでEPSON複合機の「CC」シリーズについて,簡単に説明しておこう.EPSONの「CC」シリーズは,インクジェットカラー複合機のシリーズだったが,現在では製造終了となっており,事実上,シリーズとしては消滅している.「CC」は「Colorio Copy」,製品名の末尾の「L」は「Light」を意味する. ラインナップは以下の通り.

 

 

 このシリーズ中でも唯一,末尾に「PX」のついている「CC-600PX」は,いわゆる「PX-Vインク(つよインク)」と呼ばれる顔料をインクとして使用する複合機だ.ちなみに単なる顔料インクジェットプリンタのPX-V700は,CC-600PXと同じメカを使用している.

 

  定価45,800円のCC-600PXが発売されたのは2003年の2月21日らしいが,この製品に関する「悪い噂」は,その2年後ぐらいから流れ始めた.それは…

 

1年半ぐらいの使用したCC-600PXのインク交換の後に,
インク色の一部,あるいはすべてが
出なくなってしまう

 

 価格.comの口コミ掲示板を中心に,このような報告が複数あがり始めたのだ.さらにこの不具合を起こしたCC-600PXを分解して,原因を追求した強者ユーザーがおり,結果的には

 

  •  「ヘッドキャップのはずれ」
  •  「廃インクを吸い取るポンプのチューブの抜け落ち」
  •  「インク充填ポンプの故障」

 

が主な原因であると同掲示板に報告された.またさらなるユーザー調査で,チューブに残ったインクが固まり,チューブに目詰まりを起こさせ,その結果,廃インク処理時に,チューブに圧がかかって,チューブが吹き飛ばされるらしいことも報告された.またチューブをピンセットで挟み,元通り差し込むと,症状が改善されるという対処方法も同掲示板で紹介された.

 

 その後も,次々と同じ症状の報告が掲示板に上がったため,「これは欠陥商品ではないか?」という疑惑が掲示板ユーザーの中で深まり,ついに国民生活センターのサイトに報告するユーザーも現れた.

 

 またこれら不具合に対するEPSON側の対応についても掲示板に報告されたのだが,その対応が一貫していないことも明らかとなり,それがユーザーのさらなる反感を買ったかたちとなった.そして彼らのEPSONに対する不信感は解消されぬまま,今日に至っている.現在,CC-600PXは製造されておらず,また同製品のリコールも行われてはいない. 

 

 以上が事件のあらましだが,この不具合の噂をおそるおそる得意先に話してみると,別段不具合はないという返答.購入後2年は経過しているはずなのだが,一安心した.

 

 結局のところ,CC-600PXのこの不具合は,一部の少数ロットの不良なのだろうか?それとも,使用環境に極端に敏感な機種なのだろうか?真相は未だに藪の中だが,2chプリンタ板では,未だにCC-600PXのスレが比較的上位に存続しており,EPSONの対応が非難され続けている.


参考リンク:


ネットワークTVチューナー カノープス「DNT-888L」 続報

2005-10-07 01:06:42 | ハードウエア

 本日も手短に…

 以前の記事で紹介したLANケーブルでHUBに接続し,LAN内のどのパソコンからでもTV視聴を可能にするネットワークTVチューナー カノープスDNT-888L」の試用レポート記事が発表された.

 デジタルARENA:『LAN接続でPCで視聴も録画もできるTVチューナー「DNT-888L」

  上記リンクの記事において,まず驚かされたのは,初期ロットにおいて不具合が多かったことだ.不具合の具体的内容については,上記リンク記事を参照して欲しい.但しこれは,初期ファームとチューナーソフト「FETHER2005」における不具合で,ファームとチューナーソフトを更新することにより,不具合は解消される.

 また上記リンク記事には,無線LANでLAN接続したパソコンによる視聴実験もレポートされている.この実験における無線LAN(11g)の接続品質は明らかにされていないが,画質設定を「画面サイズを352×240、ビットレートを2Mbps」に設定しないと,コマ落ちが発生するとのこと.

 「DNT-888L」の購入予定者は,上記リンクページの一読をお薦めする.


最強のWeb版RSSリーダー「goo RSSリーダー ウェブ版」登場

2005-10-06 02:46:36 | ネットワーク技術

 本日は,手短に…

 

 アプリのインストール不要,Webブラウザさえあれば,どこでも使用出来るRSSリーダー「goo RSSリーダー ウェブ版」が10月4日よりスタートした.

 

 このサービスの主な特徴は…

 

  • ブラウザのJavaScriptによるアプリ版RSSリーダーに近い操作感
  • フォルダによるサイトのグループ化
  • OPML形式による登録サイトのインポート・エクスポート
  • 画面デザイン・文字大きさ変更可能(テンプレあり)
  • 記事既読・未読管理
  • 記事へのフラグ付け可能
  • ポップアップによる記事冒頭表示
  • gooブログへの記事引用サポート
  • gooブログ内キーワード検索機能
  • gooRSSリーダー ケイタイ版との連携
  • 自動更新機能

 

といったところ.Web版RSSリーダーを提供しているポータルサイトは多いが,現状では,どのリーダーもインストールが必要なアプリ版に対して見劣りしていた.しかし,「goo RSSリーダー ウェブ版」では,ほぼアプリ版と同等の機能が提供されているところが画期的だ.またMyYahoo!のRSSリーダーのように,登録できるサイトの数が制限(注:MyYahoo!の場合最大50件)されていることもあるが,「goo RSSリーダー ウェブ版」では現在のところ,登録制限はないようだ.

 

 特にOPML形式で登録サイトをインポートできるため,RSSバーのOPMLファイルをそのまま読み込ませることもでき,登録の手間も省ける.但し現在のところ,OPMLファイルのインポートに成功した後,ブラウザを閉じ,再び「goo RSSリーダー ウェブ版」を開くと,インポートしたサイトが消えているという現象が見られるので注意.OPMLインポート後,一端ログアウトすれば,登録は消えないようだ.

 

 なにはともあれ,現時点では最強のWeb版RSSリーダーと言えるだろう.

 

 お試しあれ!


2chブラウザ Live2ch1.12 登場

2005-10-05 02:56:42 | ソフト

 業務連絡です. 

 数あるフリーの2chブラウザ(注:掲示板「2ちゃんねる」を効率よく,閲覧・書き込みするための専用ブラウザ)の中でも,2003年窓の社大賞に輝いたこともあるメジャーな2chブラウザ「Live2ch」が,10月2日,久々にバージョンアップし,v1.12となった.インストーラ付き本体はこちら.また,旧バージョンからのアップデータはこちら

 主な変更点は…

  • デフォルトのbbsmenuを新bbsmenuにした
  • 全板からスレッドタイトル検索のdomo2仕様変更に対応
  • 内蔵ブラウザ検索機能の追加
  • その他細かい修正

とのことで,特に検索機能の強化が目立つ.「内蔵ブラウザ検索」機能を使用すれば,Live2ch内の簡易ブラウザで,スレタイ・レス本文中のキーワードや投稿者の検索(注:「2ちゃんねる検索」サイトに依存),さらにはGoogle検索の結果を表示できる.

 ということで,後は2chソフトウエア板「2ちゃんねる用ブラウザ「Live2ch」part63」でどうぞ.以上,連絡終わりッ!


WILLCOM 「エリア確認ツール」の公開を一時中止

2005-10-04 09:26:35 | PCメンテ

 マニアックなPHS廃人や,WILLCOMユーザーに緊急連絡です!

  9月29日よりWILLCOMの提供を開始した,PHS基地局(アンテナ)の詳細な位置を地図上で提供するWebページ「エリア確認ツール」が,アクセス過多のためにサーバーダウンに追い込まれた.

 サーバ増強を行い,10月中旬には再公開する予定.マイクロセル方式を採用しているPHSのユーザーは,マクロセル方式を採用しているケイタイユーザーとは異なり,どこに基地局アンテナが存在するかはとても気になるはず.またPHS加入時特有の悩みである「自宅の中で通話が可能か?」という疑問についても,この基地局アンテナ位置が重要な手がかかりとなる.それだけではなく,「電測モードで基地局ハンティング」を楽しむマニアックなPHS廃人にとっては,このツールはいわば攻略本に当たるものだ.

 新規ユーザー獲得のために始めたサービスだとは思うが,予想以上に好評ということのようだ.マニア受けもするこのサービスの早期再開を望む.

 以上,連絡終わりッ!