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パイオニア DVDドライブ DVR-A09-J(-BK/-SV)に不具合

2005-02-02 10:24:41 | 自作PC
 パイオニアのDVDデュアルドライブと言えば,その静音性と高品質な焼きで有名だが,その最新機種DVR-A09-J(-BK/-SV)に不具合が発見された.DVD+RWメディアの焼きにおいて,正常に焼きが終了しない可能性があるのだそうだ.この不具合は,ファームのバージョンが1.05より前の場合に起こるとのこと.ちなみに,現在の最新ファームのバージョンは1.09.この機種のユーザーは,ファームのバージョンを確認した上で,最新ファームに更新すべきか決定した方がよいだろう.

 ちょっと気になってはいたのだが,最近新発売されるDVDライタは,性能が思ったようにでなかったり,不具合があったりする場合が多いような気がする.このような不具合や問題は,メーカー側からの新ファーム提供によって,解決されるのが普通だ.しかしちょっと考えてみると,このような「逃げ道」の存在が,「ファームが未熟なままでも製品を出荷してよい」という,安易な道をも提供しているのではないだろうか?

 最近はDVDライタの競争が激しく,「できるだけ早く新製品を出荷し,先手を取りたい」というメーカー側の気持ちはわからなくもない.しかし,ユーザーのことを本当に考えるならば,ファームをもう少し熟成させてから,出荷をすべきではないだろうか?ファームの更新は,失敗すれば即修理扱いになるのが通常だ.故に,ファームの更新による不具合対処は,明らかにユーザー側にストレスを強いるものとなる.ましてやファームがバージョンアップされた事実を知らなかったり,そもそもファームとは何かということすら,ちんぷんかんぷんのユーザーも多いと思う.メーカー側は,Windowsの自動更新のような自動ファーム更新の導入や,新製品の出荷時期について,ユーザーの立場に立って,検討すべき時期だと私は思う.