猿八座 渡部八太夫

古説経・古浄瑠璃の世界

梅若塚(木母寺)芸道成就祈願

2013年03月15日 21時44分53秒 | 調査・研究・紀行

 前回、角田川を訳出していて、梅若丸の忌日が、3月15日であるとい

ことが分かりましたので、木母寺の行 事を調べた所、梅若供養は、4月

15日になっていました。旧暦で行うのでしょう。(因みに、今年の旧暦3

15日は4月24日)しかし、4月のその頃は忙しいので、急遽、思い立

って、3月15日(金)に、梅若塚へお参りをして来ました。

 木母寺に到着したのは、丁度お昼頃で、人影もまばら。本堂に声を掛

けても反応もありません。のんびりとした春の日を浴びた梅若塚には、

梅の花が丁度咲いておりました。梅若が遺言したという印の柳は、枝

打ちをされてまだ冬の様相でした。 Dscf2814

1時過ぎに、再び大声を掛けた所、お昼が終わったのでしょうか。ようやく

芸道成就の絵馬を手に入れることができました。700円也。4月15日の

梅若祭りでは、梅若音頭を踊るとのことでした。

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梅若塚の裏手には、様々な石碑が納められていますが、その中でも、浄瑠璃塚が目を引きました。

竹本紋太夫・倉太夫と併記してあるのは、江戸中期の1750年代に活躍した

二代目竹本紋太夫のことのようです。

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