猿八座 渡部八太夫

古説経・古浄瑠璃の世界

阿弥陀胸割初演 上越高田公演 御礼

2012年11月06日 09時56分12秒 | 公演記録

 11月3日、4日に、高田世界館で行われた「阿弥陀胸割」は、新潟日報や朝日新聞新潟版で、大きく取り扱っていただきました。お陰様で、会場は満員の盛況で、両日とも約130名の方々にご鑑賞いただくことができました。大きな声援をいただきまして、有り難うございました。

新潟日報http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20121103010257.html
朝日新聞 http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001211050009

壬辰の年に、この物語を演じることができたのは、偏に上越教育大の川村教授と、同大振興協力会の皆様のお陰でした。また、当日は、監修をしていただいた早稲田大学の鳥越文蔵先生や、国文学研究資料館の武井先生、小林先生にもご来場いただき、ご指導をいただくことができました。演出的には、まだまだで、改善工夫が必要ですので、今後ともご指導を願いたいと思います。

 会場の「世界館」は、明治時代の建築物で、元々は芝居小屋として建てられたものが、後に映画館として利用されてきたということです。レトロな雰囲気が、芝居の雰囲気を盛り上げてくれました。

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阿弥陀胸割上段の始めは、口上人形が絵解きをするという、浄瑠璃以前の古い演出を採用。
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上段の見せ場。鍾馗が火炎を吹き、剣を溶かす場面。説経は、からくりを多用して、観客を楽しませた。
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中段での天寿姫のくどきの場面
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下段、阿弥陀の胸が割れるクライマックスの場面
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「阿弥陀棟割」の次回公演予定は、新潟大学主催で、
平成25年2月16日(土)17日(日)新潟県民会館です。
詳細はまた、お知らせいたします。