キー行ってきましたよ和鈴ですコンバンハ。まーま、詳しくは呼んでちょうだいな。
スキー初体験 :
時間を追いながら雑記を交えてお送りする。
なおワタシは、「スキースノボもやったことが無いスキー場も、1回だけ小さいころソリ遊びする為に行った事しかない」超初心者であることを強調しておく。もし間違ったことを書いていてもお許しいただきたい。
08:30
会社関係の人がお迎えに来てくれる。
いそいそと荷物を積む・・・と言っても、帽子ゴーグルウェア襟巻き手袋だけ。
あと、お金と万が一の事態を想定して免許証を持っていく。
09:00
スキー場の麓周辺を車で走る。
トンネルを抜けると、そこは正に雪国だったワケで。舞い散る雪にテンションが上がる。
09:30
山を登り始めると、程なく雪壁だ出来た道になってくる。
雪壁製造機(除雪車)とすれ違って、「こりゃ雪不足って事は無いな!」と一安心。
10:00
スキー場到着。
車でウェアをもそもそ着込む。
会社関係の人は、スキー道具一式を持っているのでスキーブーツを履いている。
装備を整え、スキー場の入り口まで歩く。会社関係の人の歩く速度が遅い。更に転んでいた。
10:01
「そういえば免許証もってきた?」と会社関係の人。持ってきたぞ、貴方が骨折なぞした時の為に。
「スキーレンタルは、身分証必要なんだよ!」
なにー!
そんなこと教えてくれなかったぞ会社関係の人よ!あぶねーあぶねー。転ばぬ先のナントヤラ。慌てて車に戻って取ってくる。ついでに、他に重要なものはないかと尋ねる。会社関係の人に対して軽い疑心暗鬼になりそうになる。
10:15
レンタル手続きをする。用紙に身長やら体重やらスキーの腕を書き込むようである。
どうやら、その人にあったセッティングにする為のデータなのだと会社関係の人が前に言っていたのを思い出した。
10:20
お金を払って、書いた紙を貸し出し場に持っていった。まずスキーブーツを渡される。
以前、検索したときに見たのは、「道具ではブーツが一番大事」と言うのを思い出す。たしか、全体的に軽く圧迫されるような感じだが痛くない程度がいい、とか書いてあった。
渡されたブーツは、足幅が小さく、きっちり入らない。取替えを所望。
次に持ってきたのは、リアエントリー式とかいうブーツ。こっちはいい感じだ。
そして板。当初の予想通りにカービングスキーを渡された。あとストックを取った。
10:25
ブーツを履いて、歩いてみる。なんだか変な感じ。
〉 ←ブーツでこうゆう感じに足を固定された感じ。
 ̄
しかも全面硬いのでゴツゴツと歩く音がする。みんなゴツゴツ歩いている。
そのまま外へ。歩きにくい。階段が特に降りにくい。10:00の会社関係に人の歩行速度の秘密が解き明かされた。
10:30
いよいよ初滑り。まずはスキーを履くことから会社関係の人に教わることとする。
つま先をビンディング(スキー板についてる金具)に合わせて、踵を合わせる。んで「覇ッ!」と踵を踏み込んでガチン♪とやる。ストックで体を支えながら両方無事装着。んで写真撮影。TOP絵参照。
天候のせいでいまいち鮮明ではないが、公共の場で姿を晒す勇気も無いのでこんなんでいいかと妥協する。
10:35
「まずは転び方から。」とレッスン1。まずは左に、ばたり、と倒れてみる。
転び方は、柔道の受身に近いのかと想像していたのだが、全く違う。
ここはアスファルトではなく、雪面。それほど硬いというわけでもなく、しかも足が固定されている為に、華麗にスパーン!と転ぶのではなく、正にばたり!と倒れるのが良さそうだと実感した。痛くないし。
そしてレッスン2、「起き上がり方」。ストックという、スキーに使う2本の棒を使って体を支え、起き上がるらしい。
ストックを雪に刺し、起き上がろうとする・・・がうまくいかない。
足を横に投げ出した、「おねえさん座り」を想像してもらいたい。あれを足を使わずに上半身の力と棒で起き上がるのだが。
足は固定されている為に膝があまり曲がらない上にスキーは前に滑るわけで、ストックのつき方次第では起き上がっても足が前にツツーっとなってまた、ばたり。
倒れては起き上がろうとして失敗。また起き上がろうとして失敗。
そして考える。コレはストックの正しいつき方がきっとあるに違いない!
「え?ついて立つだけだよ。よくわからない。」
ガ━━(゜Д゜;)━━━ン!!!!!
どうやら、会社関係の人はあまり教えるのがうまくないみたいだ。なんとまぁ、ワタシはどうしたら。。。
ワタシは考える。
倒れた側のストックは体を押し上げるのだから尻より後ろにつくはず。もう片方は、立ったときに姿勢を保つのだから、前に付くんだと思う・・・。
そんなこんなで左右に20回ぐらい、倒れては立ち、倒れては立ちしていた。
11:30
レッスン3。横向きに歩くを習う。
斜面をスキーを履いたまま、登っていくテクニックである。ざくざくお手本に登っていくのを眺める。
簡単そう・・・と思ったら以外。意外と難関。いや、歩くのはそう難しいわけではないんだけど。
「斜面を読む」ことが重要だなと悟る。
\
\-- ←これスキー板。
斜面\ 斜面に関わらず真横に置けば斜面に噛む感じで止まるみたい。
スキーは縦長。で縦に滑る。斜面に平行かつ真横に板を置けば止まったままなのだが、その斜面が大きなこぶみたいにうねっていると、斜面が複雑になって平行に板を置きにくい。苦戦しながらざくざく歩く。
11:55
レッスン4。いよいよボーゲンである。
ボーゲンとは、スキーの滑り方の基本。減速する方法。止まり方の基本。これらが渾然一体になったワザのようだ。スキー板を前をすぼめたハの字にして滑るワザらしい。
とりあえず、親子がソリ遊びしている斜面(それだけ緩やかな斜面)の横を拝借して、ボーゲンを敢行。
ボ~~~~~~~~ゲン~~~~~~・・・・・・。
と、ボーゲンのまま慣性に任せて滑ってみる。なるほどゆっくりだ。そのまま慣性のまま勝手に止まるのを待つ。程なく止まる。
ばたばたと方向転換。
ざくざくと斜面を登る。
ボ~~~~~~~~ゲン~~~~~~・・・・・・。
ばたばt(ry
5回ばかり繰り返すと、会社関係の人が「ボーゲンのハの字の後ろ側をもっと開くと止まれる」というのでやってみる。
ボ~~~~ゲン~~・~・~・~・~・・・・・・。
んー?これ、止まってるのか??(・の所で止まろうとしているらしい)
なんか、止まっている!という感覚がない。プロみたいな、ザザザーっと雪撒き散らしながらドリフトするみたいに急ブレーキはかからないのはわかってるんだが、減速している感じがしない。おかしい。
ばたばたざくざくボ~~~~ゲン~~・~・~・~・・・・・・・。
ばたばたざくざくボ~~~~ゲン~~・~・~・~・・・・・・・。
ばたばたざくざくボ~~~~ゲン~~・~・~・~・・・・・・・。
わからん。止まってる感じがしない。何がわるいんだ?
横で「エッジをきかせて!」とか聞こえているんだが、ワタシがやっているのはそのエッジは効いているのかいないのか?
ワタシ考える。今回は結構試行錯誤している。もう「考えるな、感じろ」という名言は年齢が無理だと言っている。すぐ前を小さい女の子がスイスイ滑っていくのを見て更に考える。子供は体で感じられるんだ。オトナは経験や思考でそれを凌駕するんだ。考えろ。何が悪い??
ばたばたざくざくボ~~~~ゲン~~を10回ほど色々感触を確かめながらやってなんとなく掴めたこと。
ハの字は「足をハの字に開く」ではなく、「ハの字にスライドさせる」ではないか?と。
床の上で、足の先をすぼめてハの字を作って欲しい。どうやったろうか?足の先を軸にコンパスのように開いてはいないだろうか?
ハの字を作ったならそこからコンパスのように開き続けるのではなく、ハの字を作ってから、それを踵で斜め方向に平行スライドさせる感覚なのでは?と。
そんで板のエッジを立てて、カンナのように雪を削る。
思ってやってみると、なんとなーく止まった感じ。これかな?この感じかな?
とにかくこなすしかない。そう思ってひたすらばたばたざくざくしていた。
13:00
「ごはんにしよう」と、いうことでメシ。
会社関係の人はビーフカレーを食べているのだが、ワタシは食欲が無い。
体調が悪いのではなく、多分水分と等分が足りない+中途半端にハイになっているみたいで、ポカリがぶ飲みして過ごす。
汗が速乾性アンダーウェアをびっしょりにしている。熱い。
帽子も襟巻きもびっしょりになっているのにこのとき気づいた。
体温調整と休憩を兼ねてだらだらする。
14:00
再開。会社関係の人に、適当に滑ってきて良いよ、と告げ、自主トレに突入。
さっきの、「これで合っているのか分からないボーゲン」を何度もやってみる。
何度も何度もやってて思ったこと。
ざくざくするのすごく疲れる。
滑るより上るほうが疲れるのか!とスキーというスポーツの矛盾を感じながら自主トレ。もはや教わるとか言う姿勢ですらない。
15:00
休憩。なんだかんだで1時間自主トレ。半ば飽きたのと疲れたのでコーラ飲んで補給。会社関係の人の滑りをガラス越しに見る。
あーゆー風にできるのかな~でも初めてのスキーでこんなもんだからいいかな?と思う。
15:15
最後に、いままで滑っていたソリ滑り坂の一段上の段に上って滑り降りて本日の締めとしようと思い立つ。いわば冒険。
・・・。
速度にボーゲンが付いていけず、無理やり滑り降りました。
○_∧___ 進行方向→
↑こんな風に。
15:30
お片づけ。レンタル品を返却し、会社関係の人に本日のコーチ代としてクレープをオゴる。
16:00
スキー場を出る。非常に疲れた。筋肉痛に戦々恐々。
翌日・この文章を書いている最中
肩甲骨のあたりの筋肉、両腕、背筋に筋肉痛。足にはほとんど筋肉痛が来ていないのが不思議。
この文章を書きながらスキーのことを思い出すと、スケートに似ていることが多いな、と気づく。エッジの立て方とかが、スケートのそれと似ているかな?と思う。
ちなみにスケートは、トラックをゆっくり回れる程度は出来るワタシ。
とりあえずは滑ってこれたが、やはり基礎はしっかり見につけたい。
そんなわけで、次回は『スキースクールに入る』をやってみたい。インストラクターの凄さをレポート予定。さてさて、今シーズン、あと何回行けるのだろうか?
ま、がんばるさ。
おまけ。(PCのみ閲覧可能)
ワタシは雪山を制覇した!