和翠塾ブログ

目黒都立大にある書道教室「和翠塾」のブログです。

天才子供ギタリスト

2015-07-22 11:32:04 | 日記
映像みました。
早弾きが凄く早いです。

でも何も感じません。

なぜでしょうか?

セクシーじゃないからでしょうか?

それとも人生経験がないから?

子供に表現力がないから?




全部かな。




優れた写実絵画は技術が優れているだけではありません。
目の前にある現実を、優れた技術と独特の感性で変えてしまっているところに感動します。
そこまで現実を抱きしめることができる作者に驚嘆します。


贋作の中にも本物を越えた物が存在します。
作っている間に触発されてしまったのでしょうか?
思いがけない出来栄えになってしまう焼き物に多いように思います。
普通廃棄してしまうと思うのですが、その出来栄えの良さに捨てることができずに残ってしまうことがあるのでしょうね。

そんなところに芸術の本質と人間の性をみることも面白いものです。

書家の書いたいかにも書でございますと言わんばかりの作品は大嫌いだ!
と言ったのは魯山人だったでしょうか。

私もそう思います。

書に対して『凄い!』と一般の人が思ってしまう書き方というのがあるわけです。

目的はそこにあるわけです。

心なんて込める必要もなく、ただちょっとだけ高度な技術でさらりと書けばよいのですから、価値なんて紙くずぐらいしかないわけです。

罰則刑がないだけで、レベル的には贋作と変わらないように思います。
手なりでやっている分だけ、贋作以下かもしれませんね。


技術だけで褒められるのはエンジニアの世界であって、芸術家の世界ではありません。

どうか天才子供ギタリストの育て方を間違えないようにしていただきたいものです。

見世物にならないように成長してほしいものです。


人生で受けるであろう、自分と同じような苦悩や記憶を背負っている人の演奏や作品に共感するところからはじまるのです。

9歳頃の記憶だと、虫捕りとか海水浴とか夏休みの宿題に追われたこととか、ですかね~

夏休みばっかり(笑)

夏休みなら拓郎の歌に感動できますからね。


書には書技の上達が必要です。

でも、それだけでは機械が書いたものと変わりがないのです。

お年を召した方々の作品には、人生の経験がそこに現れているのでそれだけで興味がわいてきます。

命に限りがある人間が、その儚さを知った中で得た『何か』を書いてこそ、本人だけでなく、鑑賞する者にとって価値ある書となるのではないでしょうか。

頑張れ9歳の天才ギタリスト!

私も頑張る~

















ライブ素敵でした~

2015-07-22 08:55:23 | 日記
vo井村多恵子さんとpf遠藤征志さんのライブ素敵でした!



まずはピアノソロから。

弾くスタイルが格好いいですね!

気持ちのこもり方が視覚にも訴えかけてきます。

低い声でメロディーラインやハーモニーが時々出るのは癖なのだとか。
自然でとてもよいです。
キースジャレットの名盤『ケルンコンサート』を思い出してしまいました。

井村さんも歌っていない時に、ゆらゆらと揺れながら何やらメロディーくちづさんでいるので面白いです。




二人の呼吸がとても良く合っているのは、曲の感じ方が似ているからなのかもしれません。

合わせるだけでなく、攻めるピアノに挑発されまいとしながらも、逆に攻めかえす井村さんの魂をかんじる事が出来て、ROCK感じました!

JAZZなのに(笑)


色々とイメージが湧いてきた北品川の夜でした~

国立大学の約八割が

2015-07-22 08:13:28 | 日記
文科相からの通知により、文科系学部廃止や統合の方向という記事があったのですが、本当なら由々しき事態です。

どうも社会からの要請の多い学部にするか廃止にするかを迫ったようなのです。

『産学連携』とか『産学一体』とかの流れなのでしょうが、全ての学問が産業に寄与する為にあるわけではありません。

文学部が真っ先に槍玉に上がりそうですが、国立大学から文学部かなくなったとしたら、私学からも文学部がなくなったとしたら大変です。

それは芸術を学問として学ぶ事の否定であって、芸大なども潰されることにつながるでしょう。

芸術と芸術家を軽んじる国が繁栄した事はありません。

逆に言えば、現在の日本国が経済的に発展できたのは、芸術を擁護し芸術家を育成してきたからだとも言えます。

そこが現代人としての核であり、生まれ育った土地と文化をバックボーンとした一人一人のアイデンティティーが自ら選んだ道として『戦争で荒廃した日本復興の為に、今は未来の為に大変であっても経済を優先しよう』と先輩達が選択して頑張ってくれたおかげで、日本の数千年の歴史史上初めて物質的に裕福な暮らしができているのです。

経済的に発展してきた日本がこれから進むべき道は、経済だけに日本人の幸せを求めるのではなく、多くの楽しみ方を自由に選ぶことができる社会の確立にあると思うのです。

簡単に言えば、『物から心へ』の時代に変えるべき時なのです。

日本という国土に育まれて多くの先人が残してくれた芸術を理解することで、他国と他国民を理解し尊重することができるのです。
それは歴史学も考古学も人類学同じであります。

産業に役に立ちそうもないからとか、お金を生み出しそうにないからとかの理由で、文科系学部を廃止してはいけません!

統計学的にみれば、少子化が今後日本国の経済的衰退の原因になることは多分わかっていることだと思います。

だからこそ一人一人の資質に合った教育が必要なのではないでしょうか。

義務教育改革をすべきです。

それぞれの資質を見抜き、伸ばす教育機関に変えるべきです。

そしてそこに芸術は不可欠です。

文科相のやろうとしているとこは、付け焼き刃的すぎるのではないでしょうか。

自分と違う他者や、その他者が大切にしている事や物を尊重し合える社会にするには、自分作りをしなければなりません。
それは愛国ではなく、郷土愛です。

自分を育んでくれた郷土の自然や文化、そして人々を愛する事で、自分が何者であり得るのかを認識できるのです。

それちは学問として系統立てて学ぶ機関が必要なのです。

時の政権に暴力ではなく意見として言える多くの国民の存在を頼もしいと思わずして、国の舵取りをする資格があるとは思えないのであります。


まったくけしからん話しであります。


情報が間違っていたらごめんなさい、ですが、、、、














頭の重さ、約5㎏

2015-07-22 07:32:48 | 日記
重いんですね、頭って。

首や肩がこるわけです。

枕にもこだわらないといけない理由がわかります。

ちなみに私の枕はそば殻です。

寝相がわるいので自由に形が変わるそば殻枕は助かります。

そして『あの音』が大好きです。
大げさに言うと、潮騒という感じ、、、

海にいた頃の私のDNAが喜んでいるのかも(笑)



5㎏の頭を30度傾けると、首や肩にかかる負担は、なんと18㎏にもなるのだとか!

毛筆の姿勢は良くても、仕事や勉強で机に向かって何か書く時の頭の位置に注意してくださいね。

肩こりの原因が、眼精疲労だけでなくそこにもあるのかもしれません。

子供達には硬筆書く時、常々頭をあげるように言っていますが、それは眼にかかる負担だけではなく、肩や背骨にかかる負担軽減の為にも必要だったのですね。

中には90度ぐらいにおり曲がって書いている子供もいます。

子供の頭の重さが3㎏ぐらいだとして、30度で3.6倍ですから約11㎏、、、

90度だったら一体どのくらいの負担がかかっているのやら、、、、、

数値がはっきりして、より正しい姿勢の必要性が明確になりました。

夏休み中に硬筆書く時の姿勢直しちゃいましょう!


小筆で書く時、姿勢が極端に悪くなる方もいらっしゃいます。
筆を持つ位置が下になり、硬筆でついた癖が出るからなのかもしれません。
あるいは視力低下を補う為に、紙に近づいているのかも。

暑中見舞い制作で小筆持つ機会も増える時期です。

この機会に直しちゃいましょう~