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感想:WHITE ALBUM2 introductory chapter

2013-11-29 23:41:30 | ゲーム(その他)


WHITE ALBUM2 公式サイト

知り合いがアニメ版を観て悶えまくってたのでそろそろ感想を。
Vita版が発売されたのにPC版の感想ですみません!!!


色んなところのレビューで「エロゲ史上最高のシナリオ」と
絶賛されていたのを見て興味が沸いた。


純愛ゲーが流行りだした頃には自分は既にエロゲーから離れていたので
前作もプレイしていないし、どういう変遷を経て
このゲームが生まれたのかがわからないんだよな。

そもそも、このゲームを買う誰もが、買う段階で作品のテーマがはっきりわかっていて
あまつさえ、結末をオープニングに持ってくる
「アンチクライマックス」の手法でアピールしてくる。
これは内容に相当の自信がないとできないな!!


ゲームというメディアの性質上、主人公=プレーヤーという前提が
ストーリーを紐解くにあたって強い効力を発揮するのが定石。

現実世界を舞台にした恋愛ゲームであればそれは特に顕著で
「あなたにもこういう高校生活があったかもしれないよー」と
メイン層であるオタク客へ軟膏のごとく染み込ませて
癒しを与える役割も非常に大きい。

しかしながら、このホワイトアルバム2ってやつは
主人公はトップクラスの優等生だし、ヒロインの女二人は学園ワンツーの美女だしで
「おめーらにこんな青春ねーから!」と最初から通告しておくことで
第三者視点からの感情移入を促す切り口。


先に落ちを見せている以上、いかに過程を巧みに描写するかに全てがかかっていて
プレイ開始と同時に非常に心配になったのだけれど。

そんなものはまったくの杞憂で、ひとつひとつのシーンが
「うおおああああ!!」と叫びながら腕立て30回ワンセットを
行ったあとでなければ続きがプレイできないほど切ない。

登場人物の行動と、それによって発生する各キャラの心理の動きを丁寧に表現していて
その細かい積み重ねが次の行動へ違和感なく繋げる布石になるので
明らかに倫理を逸脱した行動にもプレイヤーに反発心をもたらさない。
これは純粋に文章の上手さによるところも大きいし
実に丁寧な話の作りができていることにも感心。

「わかるわーわかるわー」と呟きながら
涙を流してひたすらクリックし続ける自分を客観的に見たら負け。
これからの季節、暖房を使わずに心身を凍てつかせながらプレイすることを
是非ともオススメ致します。
Vita版を買った人はクリスマスに公園のベンチで遊べば完璧。


というわけで、精神的ダメージが大きかったので
closing chapterは今のところ未プレイです。
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