感想:ハイスクールD×D

2013-12-30 22:11:33 | ゲーム(DS)


ハイスクールD×D 公式サイト


至高のおっぱいアニメとして名高い
「ハイスクールD×D」が3DSでゲーム化!!
これは色々と飛び出すのを期待せねばなるまいな!!!
最近買うゲームの半数が「脱がすゲーム」か「さわるゲーム」です!!


ゲームはボタンを押して進めるADV。
アニメ一期とまったく同じストーリーで展開。
アニメを観た人にはわざわざ読む価値はないし
観てない人には端折られすぎてて意味不明。


ストーリー中に原作アニメのムービーが挿入されることがある。
1回10秒程度だけれど、けっこうな頻度なので頑張ってる印象。
ただ、メインのキャラ以外が出てくる場面では
音声がカットされて不自然極まりない。
声優へのギャラが発生しないようにしてるんだろうな…。
ゲーム全編を通じて新規のボイスはまったくなし。
どれだけ低予算なんだよ…。


内容はストーリーパートと戦闘パートに分かれていて
ストーリーは例によって要所で3択を選ばされるけれど
選んでも展開が変わらないゴミADV。
戦闘もボタンを押してるだけで勝てる紙芝居。

途中で表示される一枚絵は書き下ろしなのかな…。
3DSの解像度では仕方ないとはいえ、かなりのガッカリ画質。

とにかくゲームとしては存在意義がないくらいつまらん。
アニメ版のほうが何十倍もエロいんだから
ゲーム性で勝負しないとどうしようもねえだろ!


あとEDのムービーはアニメ版と同じものが使われているのだけれど
歌ってるのが明らかにStylipsなのに
名義が「オカルト研究会ガールズ」にされてる。
そりゃあ同じStylipsでもこの当時は旧メンバーだから
権利的にも色々アレなのはわかるが、嘘ついちゃイカンだろ。


あーそういえば。
立体視で色々飛び出すんじゃないかと思ったけれど
実際は全然そんなことはなくてキャラの立ち絵と背景に
奥行きが出ただけでした。


正直すべてがダメすぎて、怒りが沸点超えた。
定価がクッソ高いくせにこんな地雷踏ませやがって!!

なんつーか、角川の汚い部分だけを凝縮したソフトだわ。
忠告としては遅いかもしれんが、ファンは絶対買うな!!

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感想:星霜のアマゾネス

2013-12-19 22:21:17 | ゲーム(DS)


星霜のアマゾネス 公式サイト


3DRPG+おさわりゲーとくれば俺のためのゲームだ!!


まずゲームを開始するとものすごく気になるのが。

キャラの名前。

「ガンタイ」とか「シンイリ」とかナメとんのか。
本名ではなくコードネームのようなものらしいが、
それにしてももう少しなんとかならなかったのかね。
買う前は自分で変更できるものだとばかり思ってたのに…。
まあ変更したところで「トルコ」とか「デリー」なんだけどさ!!


ストーリーは中学生が書いたの?と言いたくなるレベル。
シリアスでもギャグでもセリフのひとつひとつが中二臭くて耐えられん。
世界観の構築すらまともにできていないので、読むだけで脳がぐんにゃり。
雰囲気バラバラなキャラクターたちを見てもらえればその酷さが大体掴めると思う。


声優のチョイスはアニメで準主役クラスの人ばかり。
自分は色んなアニメを観るから知ってる人も多いけれど。
もうちょっと売り上げにつながる人は起用できなかったのかなー。
まぁ有名どころを揃えて売り上げがサッパリなゲームが多いことを考えれば
演技力さえあれば全然問題ないよね!!
でもゲンをかつぐためにも主役が藤村歩はやめようぜ…。


キャラの3Dモデリングについて。
3DSの時点でレベルが高くないのはお察しだけれど
遊んでるうちに慣れてくるし、戦闘時のテンポも思ったよりは悪くない。

ただし。
イベントやエロシーン含めて全て3Dキャラで押し通すのはどうなんだ。
みやま零のキャラデザがメチャクチャもったいない!!
本人の原画でなくてもいいから、せめてイベントグラくらいは
予算をケチらずに二次絵でやってほしかった…。


戦闘について。
パーティー全体の行動に使用する「AP」という値と、
キャラごとに攻撃に必要な「電池」の値があり、どちらが足りなくても行動不能。
最大6人パーティだけれど、1ターンに得られるAPが3なので行動が制限され、
全てのキャラをバランスよく戦わせる戦略が必要になる。

しかし。
戦闘バランスを考えたとき、装備の概念が無いに等しいのが問題。
各キャラの装備枠がひとつで、内容も「攻撃+10・守備-10」のようなものばかり。

結局、パラメータの上昇はレベルへの依存が大きく、
適正レベルを維持させるために敵から得られる経験値が
次のダンジョンへ進むごとに5倍くらいになるので自由度が低く
「遊ばされている感」が大きい。
上手くやれば戦略がものすごく面白くなるシステムだけに
これは非常に勿体無い部分だった。


で。
このゲームの最重要要素のエロシーンについて。

女の子型の敵キャラは、雑魚なら一定確率、ボスなら100%で「因子回収モード」に入る。
画面に表示された女の子の性感帯を見つけ出してタッチし、
制限時間内にできるだけポイントを溜める。
部位ごとにポイントの量が異なるので、いかにすばやく弱点を見つけだせるかがカギ。
タイミングよくタッチするとコンボによりポイントボーナス。

一応「触る」ではなく「見る」という設定なのだけれど
おっぱい揺れるのでどう見てもさわってますね。

こういうアホなシステムは個人的には大好きなのだけれど
前述のとおりポリゴンキャラが微妙なうえ、動きがグニャグニャしてるので
ミミズをつついてるような気分になってクソ萎えた。


結論。
総合的には時間つぶしに遊べる凡RPG。
ただし、公式サイトを見て購入しようと思った人の9割は肩透かしを食らう内容。
値崩れも早いと思うのでそれまで別なゲームを遊ぶことをオススメします…。

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感想:スーパーダンガンロンパ2

2013-12-16 01:28:44 | ゲーム(VITA)


というわけで2の感想。

遊ぶ前に気になっていたのが、
前作の出来が良かったことによる「2作目のジンクス」。

作品の土台となるキャラクターたちを最初に見たとき
前作から見劣りしてないか…? という印象を抱いてしまった。

たしかに「超高校生級の○○」はネタ切れ感が強かったし
デザイン的にも前作ほどの「わかりやすさ」に徹してはいないのだけれど
いざ始まってしまえば、どのキャラもものすごく立ってるのがわかる。

さらに新キャラのモノミ(CV:貴家堂子)がモノクマの突っ込み役として登場。
大山のぶ代のインパクトに比べれば弱かったけれど
この声優にバイオレンスや下ネタを演じさせる畏れ多さに爆笑。


学級裁判のミニゲームの難度も上がって、
謎解きを考えながら反射神経を働かせるのがムズ面白い。
こちらからの論破だけではなく、相手からの反論カットインも新規で追加され
前作から続けて遊んだ身としてはめっちゃテンション上がる。


ゲームの肝であるシナリオ部分も見事にパワーアップ。

フーダニット・ハウダニット・ホワイダニットの三拍子が前作をはるかに上回っていて
色々なミステリを読んできた自分でも、うなるほどの出来栄え。

ちなみに、トリックにオカルトやSFが絡みまくっているけれど
解明に必要な条件がフェアに提示されていれば
たとえどんな設定でもミステリとしては全然成立するのだよね!!

「5章が面白い」という事前情報を得ていたのだけれど
本当に面白くてまいった。前代未聞のトリックだった。


過去のゲームをパロディにした内容がメインのストーリーに絡んだり
漫画ネタやアニメネタも相当古いものが多く
はたして、今の若者に解るのだろうかと心配せざるをえないレベル。
まあ元々パロディなんて古くてナンボみたいな側面もあるからねぇ。




これの元ネタが何かわかる人ならある程度は戦えるはず。



1のラストもトンデモだったけれど
今回のラストはさらにトンデモ。
個人的には「ナシ」。そこだけが惜しかったなあ。

1→2にかけてストーリーのインフレが進んでいるけれど
核心にはほとんど触れてないので3も問題なく作れそうだね。
ここまできっちり楽しめたシリーズは久しぶりなので今後も超期待!!
あと2のアニメ化も熱望!!

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感想:ダンガンロンパ1

2013-12-08 01:23:48 | ゲーム(その他)


ダンガンロンパ1・2 Reload 公式サイト

Vitaの1・2カップリングを買ったのだけれど
とりあえず1のみクリアしました。

先にアニメ版を観たという前提でのプレイ感想。

アニメは色々とゲームそのままの演出が組み込まれていたけれど
ゲームをやったら逆に「アニメ的な演出が多いじゃん!!」なんて思ってしまった。

もちろん、アニメはアニメで良いところがあって、
素晴らしい声優陣の演技がフルボイスで味わえる点。
モノクマのすっとぼけたアクションがきっちり作られていた点。
ゲームでは文章のみで表現されていた、キャラの異常な動きなど
アニメはアニメでだいぶ気合を入れて作られていたのだなぁ。


というわけでここからはゲームの感想。


現代風のスタイリッシュなテキストが実に上手い。
劇中によく出てくるネットスラングも
読んで不快にならないものがチョイスされているし
いわゆる「キャラ属性」がしっかりトリックに絡んだりするので
いまどきのネット事情を知らないと楽しめないのが難点かも。


内容が内容だけに、あっさりと人が死ぬのだけれど
死体が発見された直後も天然キャラがアホギャグをかましたりするし
この緊張感のなさは逆に安心できる。
ミステリとギャグは意外と相性がいいんだよね。

どのキャラも魅力的なので、不条理な殺し合いで
次々にキャラが減っていくのが寂しく、それがまた良い味わいになっている。


で、事件の解明シーンにあたる「学級裁判」。
裁判内で次々新事実が出てくるので
前の段階で犯人を当てるのは不可能に近い。

とはいえ、伏線はきっちり押さえているので
ミステリの意外性は生かされているし、理不尽だと腹を立てることもない。

まあ自分はトリックも犯人もわかった上でのプレイだったので
アニメをなぞるだけになってしまいサプライズがなくて残念。
そういや主人公役の緒方恵美がゲームを先にプレイしろと忠告してたっけ…。

しかし、議論の中の矛盾を突く爽快感や
解明までに数々のミニゲームをこなしていくスピード感は
過去のアドベンチャーゲームにおいても類を見ないシステムによるもの。
実際にはゲーム側でリードしてくれているにもかかわらず、
「自分で頭を使って答えを導き出している」という気分にさせてくれる
システムとバランスの調整はすごい。
問題に正解した時の「それは違うよ!」「これが僕の答えだ!」
といったカットインはメチャクチャ快感。


いやー、アニメを先に観ていたにもかかわらず、
ものすごく楽しめた。


この作品全体の雰囲気を大きく支配しているのが
マスコットかつ黒幕の「モノクマ」の存在。

大山のぶ代の声ありきで作ったモノクマのキャラは素晴らしすぎる。
下ネタやブラックなネタを平然と同じテンションで演じきる
大御所の貫禄をあらためて思い知った。
ここにきて第二の代表作が出てくるなんて、世の中って不思議ですね。

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