2018秋アニメ感想 中盤

2018-11-18 14:32:21 | アニメ特撮


過去の感想はこちら


バキ(2クール目)
B 80

この頃の烈はマジで萌えキャラだよな…w
「シンプルにどっちが強いか」の最大トーナメントから
「面白ければ何でもあり」にシフトした昭和的な少年漫画の技法。
でも正直、ここらで歪みが生じ始めてその着地点がエア夜食という気もするw


ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
B 78

そうだった。5部はキャラやスタンドの動きが面白いんだった。
それを思ったとおりに再現できてるクオリティはさすが。
半クールでもまだ序盤だけど、原作はこのあとどのくらい続くんだったっけ…。


とある魔術の禁書目録III
C 67

1話ごとに前回からの話とつながってなくない?w
誰と誰が戦ってんだこのアニメ。
キャラはかっこいいしバトルも派手で面白いのだけれど
ストーリーはすでに理解するのをあきらめました。


閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-
C 67

カグラファンにとっては満足。それ以外の視聴者はついていけなそう。
乳だらけなのは楽しいけど、シリアス部分がなんか邪魔。
かといってそれがないと全体のメリハリもつかないし難しいところだ。
そんな中での雰囲気ブレイカー両奈ちゃんが相変わらず好き。


転生したらスライムだった件
D+ 56

3話観て終了。
楽しげな感じはいいけど悲しいほどつまらん。
転生して無敵能力を得て好き放題やってるにも関わらず
都合のいいときだけ現実世界の知識を持ち出すのが非常に気分悪い。
俺も小学生の頃はこういう話が好きだったような気もするが
おっさんになったら流石に無理です。


あかねさす少女
D+ 54

3話観て終了。
キャラがウザすぎて本編が頭に入ってこない。
桂正和のキャラデザって根本的にアニメに向かないよね…。
ウイングマンまで戻るか?


青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
B 79

化物語的な救済のオムニバスなのな。
中二病をひきずってた時期を思い出して癒やされるわー。
叫びたいけど叫べない若者へのエール的な部分もいい。
こういう形の青春も痛いほどわかる。
パクる側の流儀をわきまえてるだけでこんな良作になるんだな。


ゾンビランドサガ
B 80

なんだろう面白いのに認めたくないこの感じw
昔のアニメのような悪乗りがガッチリとハマった温故知新。
それでいてアイドルアニメとしての基盤もしっかりしてやがる!!
実在の一般人をイジる度胸にクソわろた。
めっちゃ佐賀行きたくなるじゃんw


寄宿学校のジュリエット
C+ 75

昔ながらのドタバタラブコメがダイレクトに胸を打つ!!
レギュラーキャラが増えてもメイン二人の恋愛に割り込んでこないし
設定のおかげでフレキシブルに話を広げられるし
これはちょっと甘く見てた。面白い。


REride 刻超えのデリダ
D 50

2話観て終了。
ゴキブリみたいに壁を登ったり四つん這いで敵から逃げたり色々ひどい。
まあ演出の揚げ足取りを抜きにしても、話が全くワクワクしない。
漫画なら尺を合わせやすいし、動きをコマ単位で表現できたりと
そこそこ良いものが出来そうに見えるのが惜しいな。


やがて君になる
B+ 86

原作は知らないが、こういうヒリつく台詞回しが大好きだ。
ちょっとサイコパス入った主人公の心理描写は共感できないのにグッとくる。
取り立てて絵がリアルなわけではないのに臨場感もすごい。
夕日の差し込む教室の聖性と2人きりのあの空気。死ねる。


ゴブリンスレイヤー
B 83

世界観を深めるエピソードが面白すぎる。
セリフのひとつひとつを聞き逃したくない!!
剣も魔法も丁寧な描写で重みが感じられてすごい。
設定をしっかり作ることでこんなに面白くなるんだな。
ダンジョンRPG好きとしてはたまらん。


メルクストーリア
C 65

こういう毒にも薬にもならない話は普通はスルーするんだが
シンプルなキャラデザをずっと見ていたくなる。
スマホゲーにハマる人たちの気持ちが少しわかった…。


色づく世界の明日から
C 64

魔法と現実世界の融合という無茶な設定にするなら
もっと振り切った内容にしないと結局整合性が取れなくなるよね。
まあその不器用な感じもP.A.っぽくて好きだけどな。
ただ、若者たちの青春アニメにしてはなんか嘘っぽいというか空っぽというか
主人公をもっと明るいキャラにすれば動かしやすかったろうになぁ。


アニマエール
C 62

4コマの起承転結はきちんとできてるのになんで面白くないんだろう…。
チアという題材が良くないんだろうか。
ていうか「現実にこんなチアがいたら嫌だな」って
少しでも思わせてしまってるのが失敗な気もする。




RPG的世界観なら、レベルやスキルの概念をいかに描写するかが
作家としての腕の見せどころだと思うんだが
それをまるまる放棄してる作品が多すぎて吐き気がする。

ゴブリンスレイヤーは話や演出の面白さももちろんだけど
そういう「当たり前のこと」がきちんとできてるからいいね。


あとバキ。
わざわざ満喫のネトフリで観たSEX部分が原作どおりの気持ち悪さw
単行本が最低価格100円の古本屋で30円で売られてたのを思い出した。
原作だとキモさのインパクトとシームレスに大擂台賽に移ったせいで霞んだけど
クライマックスで「愛こそが強さ」というテーマを打ち出したのは
いかにも少年漫画的だったんだなー。


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感想:ストリートファイター 30thアニバーサリーコレクション その1

2018-11-09 00:39:53 | ゲーム (Switch)


公式サイト

ストリートファイター(初代)から
ストリートファイターIII3rdまで
全12作が入った大満足パック。


そのうち「ダッシュターボ」「スパIIX」「ZERO3」「ストIII3rd」の
4作品がネット対戦に対応。全作品だと対戦相手が分散しすぎるので
これはほぼ完璧なチョイス。幸せすぎる。


これが出るまで毎日「ウルトラストリートファイターII」で
対戦していたので、いろいろと比較なんかを。

まあ単純に対戦まわりのシステムが微妙というか
「PP・BPがない」「リプレイ保存機能がない」「相手との通信環境が見れない」
「1戦目が対戦拒否できない」「キャラごとの戦績保存機能がない」
などなど、ウル2はゲームバランスが悪かったとはいえ
良いところは残して欲しかったんだよなー。

ま、仕事帰りにゲーセンに寄って対戦台で乱入する気分で遊べば普通に楽しい。
気分は金曜夜のチャンス白根店!(とっくに潰れた)


各12作品のオフラインモードは実績機能なんかのやりこみがあれば
かなり頑張ったと思うんだが、そういうのがまったくないので割愛。
ネット対戦4作品の感想を書きます。





ストリートファイターII'TURBO
使用キャラ:ブランカ

ネット対戦はどういうわけか海外版なのでゲームスピードは遅め。ありがてえ。
遊ぶ前は「ただのダッシュのほうが良かったんじゃないか?」と思ったものの
あれはベガのサイコハメが凶悪すぎるので、
ある程度ゲームバランスが整ってるこっちのほうが正解だな。

使用キャラのブランカは結構不便なキャラ。
リバーランもないしサプライズフォワード&バックもないしキャンセル技もない。
でもバーチカルローリングの下降中にも攻撃判定があるのが凶悪。
そこからローリングにつなげるだけでもピヨることがあって
J大P→近中P→屈大Pでごっそり減らせる。
喰らったほうはひとたまりもないw

高性能のめくりがないのがちょっと苦しいが
圧をかけながら画面端へ追い詰めての噛みつきが決まったときは快感。





スーパーストリートファイターIIX
使用キャラ:ブランカ

こちらではゲーム中最弱とも名高いブランカ。
しかし「ウル2」の異常にダメージの高い飛び道具や
入力が簡単でかつ隙の少ない昇竜拳など、
非常に厳しい戦いで渡り合っていただけにいつの間にか鍛えられ
「俺ってこんなにスパIIXが強かったのか!」と思えるほど勝ててる。
ウル2だとディージェイを使われただけで格下相手にも詰んでたからな…。

素早さで翻弄しながらメインのダメージソースである噛みつきを繰り返す。
噛みつきは投げ抜けできないので相当に有利。
誰だよブランカ最弱とか言ったやつはよ!!




ストリートファイターZERO3
使用キャラ:Zケン

その昔、挑発をからめながら15連勝した時点で
思い切り椅子を蹴られた記憶があるが、
今ではすっかり鈍ってしまいリハビリ中。

ガードゲージを削るのが得意だったはずなのに、
今では逆に削られる側になってる。
歳のせいで反射神経衰えすぎだな。

こっちも持ちキャラをブランカに変えようかと思ってるが
スト2とは操作感覚が違いすぎて二の足を踏んでる。




ストリートファイターIII 3rdSTRIKE
使用キャラ:迅雷ケン

このゲームではケンはかなりの強キャラ。
とはいえあまり使いこなせてない。

そんなにやりこんだゲームではないので
格ゲーの基本として相手の技をすべて覚えなきゃいかんのだが
それすらいまだにできていない。

昔からブロッキングが苦手。
上位陣の戦い方を見ると、無理にブロッキングを狙ってはいないので
自分も見習わないといかんのだが、やっぱ楽しいんだよな。ブロッキング。

実力差が如実に出るシステムなので
強い相手とマッチすると100%負ける。
上達するには自分でいろんなキャラを使ってみないとダメだな。


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感想:日日是好日

2018-11-04 09:58:51 | 映画


公式サイト

観てきました!!



真面目だが不器用な典子と華々しく如才のない従姉妹の美智子は
ともに就職活動を控えた大学生。
ささいなきっかけで知り合いの武田が教えるお茶の教室に通い始め
対照的な二人が、その人生でもまったく異なる生き方を
お茶の道とともに歩んでいく。



「モリのいる場所」「万引き家族」と2作続けて樹木希林の出演作を観たので
訃報にはかなり驚いた。ずっとガンを押して女優やってたんだな…。
映画館も「樹木希林さん出演作品」なんてこれ見よがしに書きおってからに。


で。
そんな樹木希林なんだが、茶道の所作がすごい。
さすが大御所は作法もしっかり身につけているんだなぁ!!

なんて思ったが。

この映画に出演するまで茶道の経験がなかったらしいがマジかw
人生は常に勉強であることを体現している凄さ。
死ぬほど勉強が嫌いな自分には真似できねえ。

お茶の先生としての演技もナイス。
ていうか演技というよりも素の樹木希林がお茶の先生をやってるように見えるw
イメージした演技をイメージどおりに再現してくれるから
役者として起用しやすかったんだろうな。ご冥福をお祈りします。


「それって形式主義じゃないんですか?」と理屈っぽい典子と
屈託なく「お茶って変!」と言ってのける美智子。
どんなことでもそうであるように、誰もが陥りがちな外面での印象から
続けていくことでその奥深さを知っていく描写が
とてもシンプルに伝わってきて面白い。

時間の経過もひとつひとつ積み重ねていくように
年や月ではなく二十四節気で表すのも趣があって気持ちいい。

もちろんその間、典子の生活で様々なことが起こるが
客観的な視点で見ている観客に対しても仕事や恋愛の場面はほとんど提示されず
映画のほとんどがお茶に関わる場面。
にもかかわらず、直接的にそれらの映像がなくても
二人の人生がくっきり浮き彫りになるのは脚本と演出の力。
人の生き様を面白く見せることこそが映画の妙。
自叙伝をこういう形にしてもらえたなら原作者も本望だろう。



お茶の場面がほとんどであることからもわかるとおり、
たぶん予算はほとんどかかってない映画。
全体の演出やフィルムの使い方も
なんだかNHKのドラマ特番のようだったw

しかし特筆すべきは音。
お茶を点てる音、季節ごとの虫や水の音。
音が重要になる場面では、演出として事前に無音に馴らすことで集中力を高めてくれる。
TVではそこまで集中して観ないから劇場に足を運ぶ価値は十二分にあった。
観客全員が一体になって意識を共有できてたのが非常に痛快。


数十年お茶を続ける典子の人生を追いかけることで
お茶の教えの本質が見えてくる。
人によって生き様は数あれど、お茶が人生の支えになる素晴らしさ。
せっかく人として生まれたのだから、
なんでもいいからひとつでも集中して考えられるものを探すべきなのだという教訓。
地味だがとても良い映画だった。

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