ワニなつノート

ようこそ就学相談会へ2022メモ(その10)

ようこそ就学相談会へ2022メモ(その10)

 

《就学相談会とポリヴェーガル理論》

        □

一番のこだわりは、子どもの気持ち。

6歳まで一緒に育った友だちや仲間と、離れたい子どもなどいない。そう、私は信じている。8歳から今まで、私の人生で一番大切なことだった。

でも、就学相談会では、親が考える「子どもの安全」が、子どもの居場所を決める。

だから、安全について、親と話すしかない。

「ふつう学級を拒否」する親に会ったことはない。できることなら「ふつう学級」を望んでいる親でも、「ふつう学級が安全だとは思えない」から「選べない」のだと感じてきた。

この10年間ほどで、私の中で一番変わったのが、「安全」についての考え方だった。特に「ポリヴェーガル理論」は、私にとって「なぜふつう学級か」を明快に教えてくれるものだった。

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《安全の第1段階》:

《安全第一》の安全。

予測可能で、ルーティンも維持されている「安全」。

リスクをできるだけ排除して守ってあげる安全。

受動的な安全。

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《安全の第2段階》:

好奇心と探索と遊びのある安全。

基本的に予測可能で、時にルーティンが違っても安全で、リスクもスリルとして楽しむ余裕がある安全。

不安になって、振り返れば母親がいると知っている安全。

能動性・自発性を許容する安全。

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《安全の第3段階》:

予測できない、新しい世界(依存)にチャレンジし、自分でつなぐ安全。

自分で新たな環境に踏み出す自信と安全。

親がいなくても、自分のままで大丈夫と感じる安全。

自発的・受容的な安全。

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ああ、「ふつう学級」も、「高校」「RONIN」も、自立生活も、《安全の第3段階》への信頼があってこそ、だった。

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