ワニなつノート

ミラーおばさんのことば(2016-Ⅱ)



ミラーおばさんのことば(2016-Ⅱ)




わたしが大切にしたい小さな人がここにいる。
わたしが話したい相手がここにいる。

いつも一緒にいたい。
いつも話していたい。

この子がみる世界をとなりで見ていたい。
この子が出会う世界に、わたしも出会いたい。

いつも笑っていてほしいと
願う相手がここにいる。

いつも声を聞いていたいと
願う相手がここにいる。

この子にはいつも笑っていてほしい。
それは親であるわたしの願い。

この子の願いはなんだろう。

この子がこの子の願いを生きることが、
わたしの願い。

「ことば」で分かるのはここまで。


ここから先の、わたしの願いをかなえるためには、
この子のまなざしと向かい合うものに出会うこと。

この子がよびかける先にある相手に出会うこと。

この子の感情は、向かい合うものにいつも応えている。

この子が笑いかける世界に、耳をかたむけ、
この子が話しかける世界に、応えること。

この子が向かい合う日常の暮らしの中で、
この子の笑顔の相互性の世界を守ること。
この子のこえの応答性の世界を守ること。


この子が向かい合う世界にわたしも出会いたい。
この子と対話する仲間のあふれる世界に、この子といきたい。
この子と手をつなぎ、いっしょにいきたい。

いつかこの子が手をはなすまで。




(つづく)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「8才の子ども」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事