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ワニなつノート

ようこそ就学相談会へ 2023秋(その4)

《「わらの家」の広がり》

      □

子どもの目に映る、「自分もその一員である子どもたち」。

それは、自分のクラスだけじゃない。

一年生が4クラスなら、「わらの家」も4つ。

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それぞれの「わらの家」で「自分と同じ子ども」が暮らしているのが、見える。

それが6学年で、24の「わらの家」。

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さらに付け加えれば、一人の子どものうしろには、母親や父親、祖父母やきょうだいがいる。

障害のある子が、地域の公園やお店で、知らない子に名前を呼ばれることが多いのは、このつながりの故だ。

私が下手な絵を載せているのは、子どもが目にしている「膨大な量の広がり」を実感してほしいから。

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もちろん、人の数が多すぎることや、学校の建物が巨大で、慣れるのに時間が必要な子もいる。

障害のある子だけの話じゃない。

安心できなくて学校に行けない子もいる。

だからこそ、「待つ」が重要になる。

何年かかろうと、つながりの安全を確かめることができれば、自分を「待っていてくれる」子どもが、これだけいる、ということになるのだから。

こういうときに思い出すのが、石川憲彦さんの言葉。

「あらゆる人間は待ってもらうことが一番大事なんです。生き物ですからね」

 

 

コメント一覧

マンキンラブ
今の制度は、「わらの家」にいる障がい児だけを抜き出して、「木の家」あるいは「レンガの家」が安全だとしてソコに放り込んで閉じ込めて、専門家がその中だけで支援する。なんだと思います。
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