ワニなつノート

性暴力救援センター


先日、貼り付けたNHKのニュースの
関連記事をネットで調べました。

WOMEN’S ACTION NETWORKのHPに
性暴力救援センターの設立趣意書が載っているので、
無断転載します(>_<)

『被害者がさまざまな機関を訪ね歩かなくても
済むような支援』が一人でも多くの人に届きますように(^^)v


できることなら、障害を理由に分けられる子どもが、
「さまざまな機関を訪ね歩かなくてもすむように」
『分けられる子ども救援センター』を作りたいのですが…。
昨日、遠くの県で、
特別支援学校から地域の学校の普通学級への転校を求めて、
「交渉」を始めますというメールが届きました。
詳しいことはまだ書けませんが、
出来る限り応援したいと思います(^_-)-☆

     □    □    □


2010年4月、性暴力救援センター・大阪が始動します!
                  山根享子

性被害を伝えるマスコミの報道は一向に減ることもなく、
ほとんど毎日のように目にします。
しかし、被害を受けた女性たちは
どんなケアを受けることができたのでしょうか?


性被害にあった直後の女性たちが、警察の取り調べでなく、
何よりも心と身体のケアを優先されるようにとの思いから、
「性暴力救援センター・大阪(通称SACHICO)」の
設立準備室が2009年4月から活動をスタート。
ウィメンズセンター大阪も事務局として準備室に加わっています。
(下記の設立趣意書をご覧ください。)

SACHICOでは、2010年4月からの本格スタートをめざし、
24時間体制でのホットラインを実施するために、
1口5000円以上のカンパをよびかけるとともに、
性暴力被害者支援のためのアドボケータ―(支援者)
養成講座を1月12日(火)から実施します。

被害にあった女性に「~してあげる」という目線ではなく、
被害者の気持ちにそって支えること、
そのために大切なもの、必要なものを学ぶ講座です。

弁護士や性暴力被害者を支援してきた女性グループのメンバー、
精神科医、産婦人科医など、さまざまな人を講師に迎え、
ロールプレイやケースカンファレンスも盛り込んでいます。

アドボケーターをめざしたい人、
自分自身のために学びたい人、
現在の活動に生かしたいという人も受講できます。
(アドボケーターをめざす方には、
講座終了後に面接を行ないます)。

受講を希望する方、および寄付については、
ウィメンズセンター大阪事務局までお問い合わせください。
  電話:06-6632-7011
  e-mail: wco@wco-net.jp
  http://homepage3.nifty.com/wco/


      *********************


「性暴力救援センター・大阪(SACHICO)設立趣意書」

性暴力被害にあった女性たちの多くは、
恐怖と屈辱と混乱の中で「誰にも言えない、
知られたくない、考えたくない」と一人で悩みます。
 
この時、できるだけ早く医療的・心理的な支援を受けることが、
心身の回復にとって非常に重要です。
時が経過するほど心的外傷は深くなり、回復は遅れます。

心身に及ぼす影響のみならず、その女性の生活、
さらには人生までも変えてしまうこともあります。

しかし残念なことに日本においては、
性暴力被害者のための緊急支援体制は未だに確立されていません。

私たちは、「産婦人科医療の場で」
「精神科医療の場で」
「カウンセリングの場で」
「法律相談の場で」
「女性支援の活動の場で」、
長年にわたり数多くの性暴力被害者に接し、
その苦悩を目の当たりにしてきました。

そして、被害にあった方にまず必要なのは、
寄り添ってくれる人の存在と、
心のサポートと医療支援であり、
次に警察による捜査や法律家による
法的支援であることを痛感しています。

これらの支援を被害者が動き回ることなく、
一か所で総合的に受けることができる体制、
すなわち「被害直後からの総合的な支援」をめざして、
「性暴力救援センター・大阪 
Sexual Assault Crisis Healing
 Intervention Center Osaka
(性暴力危機治療的介入センター大阪)(SACHICO)」を、
これまで性暴力被害者の診療とカウンセリングに
取り組んできた阪南中央病院内に設立します。

同時に、センターの機能を維持強化するための
関連機関とのネットワーク
「女性の安全と医療支援ネット」を構築します。

被害にあわれた方は、
ホットラインにて支援者とつながり、
安全な場所SACHICOで、支援者とともに
起こったことをゆっくりとふりかえりつつ、
心と身体の回復を図ります。

医療の必要性を納得できれば、
産婦人科医師による診察と検査・薬の処方を受け、
場合によっては証拠採取にも応じます。

警察に連絡し、警察官に来てもらうことも可能です。
そして弁護士に相談したり、
継続的なカウンセリングを受けるなど、
被害者が「自分で選ぶ」を大切にして、
「女性の安全と医療支援ネット」に加わっている機関と
連携した支援を受けられるようにします。

性暴力は、人間としての尊厳を脅かす、
決して許すことのできない卑劣な行為です。

被害者の多くが女性であり、
加害者の多くが男性であるという事実は、
女性を性的に支配することが許される社会的風潮が
根強く存在していることを表しています。

SACHICOは、被害者の回復と
性暴力のない社会の実現に向かって活動します。
 
2009年10月1日
「女性の安全と医療支援ネット」
「SACHICO」設立準備室     

室長  加藤  治子

(ウィメンズセンター大阪発行
「女のためのクリニックニュース」
2009年11月15日号より、一部編集のうえ転載)
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