ワニなつノート

この子がさびしくないように(かいとくん編)

この子がさびしくないように(かいとくん編)


停電時の電源確保について

3月27日の定例会で、かいとママさんから、地震以降に、学校から「吸引器」の電源確保等についての相談があったことが話されました。
電源確保等の現実的、具体的な確保についての先生たちの「不安」もあるでしょう。
でも、最初に迫ってくる感じは、大災害時には「ふつうの子の安全確保や親が迎えに来れなかったときの保護」も大変なのに、まして「医療的ケア」が必要な子どもを預かるのは「不安でしょうがない」という、その不安を感じました。私が教員の立場でも、その不安がいつも以上に膨らむだろうと思います。でも、その未知の不安を、ストレートに「親」に向けられると、親はよけいに不安になるだけのように思います。
かいとママさんは、mayumiさんに相談し、大切なことを二つ伝えたそうです。
一つは、障害のある子もない子も、想定外の災害時の不安は同じだということ。地域で暮らし、地域の子どもたちと一緒にふつうに学校に行くということは、障害のない子どもと同じ不安を、「覚悟」して委ねていること。親がいつもそばにいられるわけではない、でもそのとき側にいる誰か大人を、子どもを信頼して、委ねる覚悟をもって、子どもと生活していること。
そうした思いを伝えたところ、先生もその思いを受けとめてくださったそうです。
もう一つは、かいとパパさんが停電に備え発電機を購入したことを話したら、毎日それも持ってきてほしいと先生に言われことに対して。非常時には、こうした機器がかいとくんだけに必要というのではなく、学校に備えてあれば誰にとっても必要なものではないのか。そうであるなら、学校でも準備してほしいこと。
これも、校長先生はうなずいてくれて、教育委員会に相談してみると受け止めてくれたようです。

先生から、障害のある子どものことで「不安」などを向けられた時、親が子どもの立場に立ち切って正直な思いを伝えることは、いつも一番大切なことであり、先生たちもその覚悟と思いを受けとめてくれるのだと感じます。

かいとママさんには、ワニなつの次号に原稿を依頼したのでお楽しみに(^.^)

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【バクバクの会】のHPに、以下の情報があります。

   ↓    ↓    ↓

http://www.bakubaku.org/

停電時の電源確保について

東京電力および東北電力管内で計画停電が始まります。 
 人工呼吸器や電動吸引器などの医療機器を使いながら暮らしておられるみなさんで、外部バッテリーの備えが充分でないために、不安な方もたくさんおられるかと思います。

 そこで、普段バクバクっ子たちが外出時に実践している電源確保の方法を紹介します。
 ホームセンターやカー用品店で手に入りやすい市販バッテリーとインバータ(変圧器)を利用した方法です。 「注意」をよくお読みになった上で、参考にしてください。

 ◆人工呼吸器など医療機器を使ってくらしている方々へ(1)

 ◆人工呼吸器など医療機器を使ってくらしている方々へ(2)

 ◆【図解】各種医療機器との接続例 (バクバクっ子のお出かけ装備の例)
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