《昨日の県教委交渉を終えて、気づいたこと》
今日、改めて分かる。
誰にとっても生きやすい社会を作ってきたのは、優君であり、じゅんくんやともくんであり、初めて浪人してくれたじゅんくんであり、ヒデだったと。
彼ら以上に、この社会で、「これからの15歳」を助ける力を持っている人を、私は知らない。
最も重度の障害と言われ、最も学校が受け入れようとしなかった子どもたち。
つまり「最も助けづらい」と思われてきた子どもたちが、これから生まれくる、最も助けづらいと見なされる子どもを、助けている。
未来の、無数の、「最も少数の子ども」に寄り添い、応援している存在が彼らだ。
少なくとも、高校の会を、もっとも土台で支え続けてきたのは彼らだったことに間違いはない。
彼らがいなければ、私も、今、ここにいることはできなかった。
◇
今年の交渉で、少しだけ明るい話題をお伝えします。
① 《来年の「計画進学率」が、98.8に、「0.1」上がったこと。》
本当は、けち臭いことをしてないで、さっさと100にすればいいのに、と思う。
だが、そうは言っても現実に「0.1」枠が増えることで、「助けられる子」が増えるのは確かだ。
② 《今までは「通知」で伝えられていた、「入学許可候補者の決定については、…定員の遵守に努めること」という一文が、『入学者選抜実施要項』に記載されたこと。》
たぶん、「通知」に書かれただけの時よりも、「要綱」本編に記載された方が、効力があるんじゃないかと期待する。「定員を遵守」しなければいけないのだから、よっぽどの理由(犯罪や退学に当たる行為等)がないかぎり、「定員」が空いているのに、子どもの入学を拒否することはしない、という良識が広がるのではないかと期待する。
③ 《特別配慮には、「合理的配慮」が含まれることの「確認」ができたこと。》
「教育についての障害者の権利を認め、この権利を差別なしに、かつ、機会の均等を基礎として実現するため」、
「障害者が障害を理由として教育制度一般から排除されないこと」、
「及び障害のある児童が障害を理由として無償のかつ義務的な初等教育から又は中等教育から排除されない」ために、提供されるのが「合理的配慮」である。
だから、その配慮のもとに「成立」した「面接試験」を理由に、「定員の空いている定時制高校」の入学を拒否されることはなくなるだろう、という希望を持ちたい。
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yo
ありゃま
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