トラウマとフルインクル(その82)
《安心できる「ふつう学級」という場所で起こること》
自分が自分の主人公でいていいということを学ぶこと。
自分が自分自身の主導権を握っていていいのだという感覚がどんなものかを、子ども時代に全身でたっぷり経験できる。
しかも、クラス一員としての居場所と居心地の良さを感じる中で、自分の感覚を伸ばすことができる。
それは、他者とのつながりの中で、自分にある力の感覚を、体の芯から経験することでもある。
「お前はみんなとは違う、だめな子ども」だと言われる自分とは、違う自分を身体的に経験できるからこそ、いまの自分自身になれたのだ。
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