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ワニなつノート

ようこそ就学相談会へ2023 ふつう学級という贈り物 ②

高校相談会も終わり、次は今月と来月の就学相談会。

そういえば、高校相談会でも私たちは、「教育」の話をしなかったな。

 

では、何の話を?

子どもの思いを。

 

子ども同士のつながりの話を。

人のつながりの社会で、自分の未来(希望)に向かう子どもの思いを。

家族で守ってきたこの子の思い、小学校、中学校で育まれてきたこの子の思いを、たかが入試なんかで、点数なんかで、障害なんかで、あきらめさせたりしたくないという、親の思いを。

この子が、この子の主人公でありますように。

そのために、みんな集まって、どこまでも親バカでいるための話を。

         □

教育や入試の制度の話が主じゃない。

この子の生き方のなかで、15のいま、この子にとっての一大事だから。

この子のために、この子にとっての「親バカ」になれるのは、私だけだから。

ときにウザがられても、それもこの子の親でいられる幸せの一つ。

自立なんて、「親はうざい」と言えることが一番の支えになるんだから。

          □

「教育の話」になると、学校の制度とか、教師の理解とか、授業の配慮とか、介助員がとかの話が主になる。でも私にとっては教育が一番じゃない。目の前の子どもの友だちへの思いより大切にしたいものなどない。私には、国の制度を変える力もないし、すべての子どもを助けるなんてできないけど、せめて目の前の子どもを守りたい。

制度が、時代が、教育が守らないなら、私たち自身のつながりで、目の前の子ども一人を全力をあげて守る。私たちの親バカ仲間で守る。

そんなに難しい話じゃない。たいした金も力も制度変更がなくても、今まで目の前の子どもを守ることくらいはできた。

必要なのは、先生たちが一年か二年の間だけでいいから、目の前の子どもとつきあう「覚悟」を決めてくれるだけ。

 

どうしたらいいか分からない? 経験がない? 

大丈夫。子どもたちが助けてくれるから。

大人が守る覚悟を決めさえすれば、「いるだけ」で、あとは子どもたちが助けてくれるから。

そうした一人ひとりの「個の覚悟」の積み重ねの先に、制度は後から追いついてくるのだから。

さてと。

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