第152回北信越高校野球福井県大会第6日目ー
準決勝第1試合 若狭対敦賀気比
この春のセンバツ出場校に挑みましたが、2対7で敗れ春季大会は終わりました。
2点を先取して7回を終えたところまではリードする展開でしたが、あとアウト6個と迫ったところから相手の猛攻を受けました。
正直、このまま乗り切れるとは思いませんでしたが、それでももしかしたらという淡い想いが過ったのも事実でした。
7回と8回の守りでは先頭打者を出塁させた後、失策からたちまちピンチを招き、敦賀気比から受ける重圧を押し返すだけの強さは現時点では持ち合わせていませんでした。

この日は、エース時田が先発マウンドに上り、やや立ち上がりから制球が定まりませんでしたが、それでもバックの守備にも助けられて敦賀気比のスコアボードに「0」を並べました。
的場をはじめ上位打線が序盤から猛攻を重ね、3回までに7安打で2点を先制する滑り出しとなりました。
一方、度重なる送りバントの失敗や変化球にタイミングが合わせられないスイングが目立ちました。

この日敗れたものの、私自身この春季大会は実に充実した時間が送れていました。
その理由は、勝ち星が何物にも代えられない代物だという事です。
3つの白星を重ね、4つめに対戦させてもらった敦賀気比。
初戦の武生東では苦戦を強いられましたが、試合を重ねるに連れてチームに勢いを付けました。
この日は、中学3年時に福井県選抜で一緒した仲間達と顔を合わせられたのが何よりも嬉しい事でした。
彼らは、昨秋の北信越を制して神宮大会でも躍動、この春には甲子園の舞台にも立ちました。

最終回2アウトからの元福井県選抜でエースを張っていた敦賀気比のエースとの真っ向勝負。
自身のギアを入れ替えてくれたのか、次男坊を相手に気迫あふれる投球をしてくれました。
バックネット裏を埋め尽くした多くの観客、そしてスタンドからの大声援の中、気が付けば第三者のような立場から2人の勝負を見入っていました。
さて、春を終え明日からは夏に向けた準備を開始。
もう一度、経験と実績を1つずつ積み上げてもらいたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます