—2016年10月23日—
午後からは、ビジターで若狭小浜DEARBOYSと交流試合。
この試合を皮切りに、叶都の父親が監督を務めてくれた。
この試合、少しだけ大人びたプレーにみんなが一喜一憂した。
遠方にも関わらず、たくさんの保護者が駆けつけた。
6年生野球の楽しさを予想以上に実感した。
充実した1日だった。
帰る途中、スリーアローズの元事務局から連絡が入る。
要件は30日に大飯と高浜の両チームで行う交流試合についてである。
夕食時、蒼空にそのことを伝えると喜んだ。
翌日、学校で仲間達に伝えるとやはり同様であった。
私は、大飯と交流した日をこう記憶している。
午前は18人で全体練習。
練習前は、きれいな円陣が組めずにいた。
スリーアローズとマリナーズ。
この1年間を切磋琢磨した間柄。
お互いを意識しつつも、練習の所々で時折談笑する姿を目にした。
この子達が、何を思ってこの1年間を競ってきたのか我々大人には知り得ない。
若くて優秀な指導者達が指導に充ってくれた。
保護者は見ているだけだった。
大飯の保護者が高浜の保護者に気遣いをしてくれ、避暑テントやコーヒーを提供してくれた。
大飯の保護者は、見た事はあるが名前までは知らない。
だが、いい機会だった。
6年生野球開始から現在までの過程を喋り合った。
そんな中、お互いに一致した考えがあった。
それは、可能であれば一緒に練習をしたいという事だった。
それがお互いの成長や活性にも繫がる。
この日は、夕日に染まるまでグラウンドで野球をした。
相手も我々も充実した1日だったと思う。
練習の最後、監督を中心とした円陣が組まれた。
それは、朝一のものとは全く違ったものだった。
今になって言える事。
この円陣が、後に一緒する事を物語っていたのかもしれない。
【二足のわらじを履く】とは
両立し得ないような2つの事柄を行うこと。
11月に入り、タグラグビーと6年野球を並行させる現況に心配を寄せ始めた妻。
みんなに迷惑を掛けているのではないかと愚痴ばかりをこぼす。
ここで言う「みんな」。
それは、第1話を読み返せば分かるだろう。
そんな事を横目に、急きょ出場できる事となったニュースポーツ杯が近付く。
日程が野球部の体験会と重なった為、後者の日程を変更してもらった。
ニュースポーツ杯の初日は雨天で順延となったが、その後は順調に開催される。
会場は越前町営野球場。
春の県大会の舞台である。
1つの野球場から4面の試合会場が取れる。
かなり広い。
5月の終わりとは違った雰囲気を感じさせたが、やはりあの時の記憶は蘇る。
美浜に勝って迎えた岡本(越前支部)との2回戦。
6点差を終盤にひっくり返した奇跡の大逆転劇。
続く3回戦は福井市の雄・社南に快勝。
そして王者・木田(福井市)に挑んだ準決勝。
夢と感動をもらった3日間が脳裏を過る。
初戦、春江ゆりクラブとの接戦を制す。
後に聞いた話だが、母親達もかなりの力が入っていたようだ。
やはり勝負事。
簡単には負けたくはなかったようだ。
2回戦は相手チームが棄権。
続く準々決勝で惜敗する結果だったが、それなりに納得できた試合だった。
帰り道、サービスエリアに立ち寄ってみんなで食事をした。
若狭高浜dreamsの結成から、ちょうど1か月。
既に子供達にも保護者達にもチームワークが出来ていたことを実感した。
間髪入れず、翌週にはオザキスポーツ杯が待ち構えている。
食事後、翌週に向けてのミーティングを全員で行って解散した。
—11月13日 オザキスポーツ杯―
トリムパーク金津を会場とする。
絶好の野球日より。
暑いくらいだった。
しかも、こんな遠くの会場まで多くの応援団が駆けつけてくれた。
応援団とは、前日のフラワーカップからこの日が休養となった5年生達。
5年生とその多くの保護者達が来てくれた。
本当に有難かったし心強かった。
対戦相手はEAST福井。
最終回での逆転で見事勝利した。
全員が出場して掴み取った勝利に全員が酔いしれた。
いつまでもこんな時間が続けばいいのにと誰もが思った。
翌週の2回戦は雨天の為に翌日へ順延。
その為、青郷の3人が当初から予定していた行事への参加で出場する事ができなくなった。
急きょ、全保護者で集まって話し合いを行った。
出場するにあたり、いろんな意見もあったが最終的には一致した意見となる。
—2回戦を棄権—
残念な形だったが、これで今年の公式戦は全て終了した。
今後の活動は今のところ未定。
時期を見計らって再開する事とする。
また、和田のメンバーはタグラグビーの練習に重点を置く。
無我夢中で活動してきた6年生野球が、とりあえず落ち着いた。
ここまでわずか2か月足らずの活動だったが、充実した時間だったのか、随分前からやってきたように感じられた。
この日を境にして、でき始めた空白な時間。
そして、この時間でそれぞれがそれぞれの進路を真剣に考える事となる。
ボーイズへ入団する子やソフトボールの練習会へ参加する子。
野球部へ入部希望する子、そして野球を一旦休む子。
当たり前のように一緒にいた時間が少しずつ変化する。
これ以上、みんなで一緒にいた時間が続かない事を私は察知していた。
そう、それぞれがそれぞれの未来へと歩み始めるであろうと感じ取っていた。
つづく
午後からは、ビジターで若狭小浜DEARBOYSと交流試合。
この試合を皮切りに、叶都の父親が監督を務めてくれた。
この試合、少しだけ大人びたプレーにみんなが一喜一憂した。
遠方にも関わらず、たくさんの保護者が駆けつけた。
6年生野球の楽しさを予想以上に実感した。
充実した1日だった。
帰る途中、スリーアローズの元事務局から連絡が入る。
要件は30日に大飯と高浜の両チームで行う交流試合についてである。
夕食時、蒼空にそのことを伝えると喜んだ。
翌日、学校で仲間達に伝えるとやはり同様であった。
私は、大飯と交流した日をこう記憶している。
午前は18人で全体練習。
練習前は、きれいな円陣が組めずにいた。
スリーアローズとマリナーズ。
この1年間を切磋琢磨した間柄。
お互いを意識しつつも、練習の所々で時折談笑する姿を目にした。
この子達が、何を思ってこの1年間を競ってきたのか我々大人には知り得ない。
若くて優秀な指導者達が指導に充ってくれた。
保護者は見ているだけだった。
大飯の保護者が高浜の保護者に気遣いをしてくれ、避暑テントやコーヒーを提供してくれた。
大飯の保護者は、見た事はあるが名前までは知らない。
だが、いい機会だった。
6年生野球開始から現在までの過程を喋り合った。
そんな中、お互いに一致した考えがあった。
それは、可能であれば一緒に練習をしたいという事だった。
それがお互いの成長や活性にも繫がる。
この日は、夕日に染まるまでグラウンドで野球をした。
相手も我々も充実した1日だったと思う。
練習の最後、監督を中心とした円陣が組まれた。
それは、朝一のものとは全く違ったものだった。
今になって言える事。
この円陣が、後に一緒する事を物語っていたのかもしれない。
【二足のわらじを履く】とは
両立し得ないような2つの事柄を行うこと。
11月に入り、タグラグビーと6年野球を並行させる現況に心配を寄せ始めた妻。
みんなに迷惑を掛けているのではないかと愚痴ばかりをこぼす。
ここで言う「みんな」。
それは、第1話を読み返せば分かるだろう。
そんな事を横目に、急きょ出場できる事となったニュースポーツ杯が近付く。
日程が野球部の体験会と重なった為、後者の日程を変更してもらった。
ニュースポーツ杯の初日は雨天で順延となったが、その後は順調に開催される。
会場は越前町営野球場。
春の県大会の舞台である。
1つの野球場から4面の試合会場が取れる。
かなり広い。
5月の終わりとは違った雰囲気を感じさせたが、やはりあの時の記憶は蘇る。
美浜に勝って迎えた岡本(越前支部)との2回戦。
6点差を終盤にひっくり返した奇跡の大逆転劇。
続く3回戦は福井市の雄・社南に快勝。
そして王者・木田(福井市)に挑んだ準決勝。
夢と感動をもらった3日間が脳裏を過る。
初戦、春江ゆりクラブとの接戦を制す。
後に聞いた話だが、母親達もかなりの力が入っていたようだ。
やはり勝負事。
簡単には負けたくはなかったようだ。
2回戦は相手チームが棄権。
続く準々決勝で惜敗する結果だったが、それなりに納得できた試合だった。
帰り道、サービスエリアに立ち寄ってみんなで食事をした。
若狭高浜dreamsの結成から、ちょうど1か月。
既に子供達にも保護者達にもチームワークが出来ていたことを実感した。
間髪入れず、翌週にはオザキスポーツ杯が待ち構えている。
食事後、翌週に向けてのミーティングを全員で行って解散した。
—11月13日 オザキスポーツ杯―
トリムパーク金津を会場とする。
絶好の野球日より。
暑いくらいだった。
しかも、こんな遠くの会場まで多くの応援団が駆けつけてくれた。
応援団とは、前日のフラワーカップからこの日が休養となった5年生達。
5年生とその多くの保護者達が来てくれた。
本当に有難かったし心強かった。
対戦相手はEAST福井。
最終回での逆転で見事勝利した。
全員が出場して掴み取った勝利に全員が酔いしれた。
いつまでもこんな時間が続けばいいのにと誰もが思った。
翌週の2回戦は雨天の為に翌日へ順延。
その為、青郷の3人が当初から予定していた行事への参加で出場する事ができなくなった。
急きょ、全保護者で集まって話し合いを行った。
出場するにあたり、いろんな意見もあったが最終的には一致した意見となる。
—2回戦を棄権—
残念な形だったが、これで今年の公式戦は全て終了した。
今後の活動は今のところ未定。
時期を見計らって再開する事とする。
また、和田のメンバーはタグラグビーの練習に重点を置く。
無我夢中で活動してきた6年生野球が、とりあえず落ち着いた。
ここまでわずか2か月足らずの活動だったが、充実した時間だったのか、随分前からやってきたように感じられた。
この日を境にして、でき始めた空白な時間。
そして、この時間でそれぞれがそれぞれの進路を真剣に考える事となる。
ボーイズへ入団する子やソフトボールの練習会へ参加する子。
野球部へ入部希望する子、そして野球を一旦休む子。
当たり前のように一緒にいた時間が少しずつ変化する。
これ以上、みんなで一緒にいた時間が続かない事を私は察知していた。
そう、それぞれがそれぞれの未来へと歩み始めるであろうと感じ取っていた。
つづく