てなもんや日記

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映画大好き2011 その69「十二人の怒れる男」

2011年09月23日 | 映画大好きsince2005
そういえば、名作月イチ鑑賞を忘れてました^^;

十二人の怒れる男
監  督:シドニー・ルメット
CAST:ヘンリー・フォンダ/リー・J・コッブ 他

17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、
誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める・・・





結構昔、この映画を題材にした邦画「12人の優しい日本人」を観て、
一度はオリジナル(?)の「十二人の怒れる男」を観てみようと思っていましたが、
ようやく、今頃観ることができました^^;

ただ、この「12人の優しい日本人」では、もし日本に陪審員制度があったら・・・という作品でしたが、
実際に裁判員制度が始まった現代日本では、この「十二人の怒れる男」の方が、
古くて新しい作品となっていますね^^;



日本人の成人なら誰でも裁判員に選ばれる可能性があり、
選ばれると死刑など人の生き死にに関わる判断をすることもあるわけですが、
それを思いながらこの映画を観ると・・・なんだか深く考えさせられます

この作品ではヘンリー・フォンダがただ一人少年の殺人に疑問を抱き、
それが他の陪審員の意見を動かしていくわけですが、
果たして自分だったらどうだろう、というか、どうするんでしょうね・・・

時代がこの作品に追いついたとかではないのでしょうけど、
そのテーマといい、そしてほぼ陪審員室だけの一室のなかだけのやり取りで、
ここまで深く観せてくれる作品の素晴らしさといい、
今こそ観るべき作品なのではと改めて思いました


オススメ度(5点満点):★★★★