てなもんや日記

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映画大好き2011 その25「第9地区」

2011年02月27日 | 映画大好きsince2005
第9地区
監  督:ニール・ブロンカンプ
CAST:シャールト・コプリー/デヴィット・ジェームズ 他

南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れ、そのまま停止してしまった正体不明の巨大宇宙船
地球を侵略するでもなく、ただ漂着しただけのエイリアンたちはそのままヨハネスブルグに居つくことに・・・
20数年後、多くのエイリアンは「難民」として、居住区「第9地区」で暮らしていたが、
その第9地区はもはやスラムと化し、地域住民の不満解消のため、新たな難民キャンプへ強制移住させることを決定。



移住プロジェクトの責任者に抜擢されたエイリアン対策課のヴィカスは、早速立ち退きの通達をして廻るが、
その最中に、不注意から謎の液体を浴びてしまう・・・
それから彼の体に異変が起こっていく・・・


これ、聞いていた評判以上に面白かったです

ホントにこれまでのエイリアン侵略モノとは全然違っていて、
侵略の意思がなく難民として地球に住んでいるエイリアンって設定が新鮮です^^



そして彼らを移住させようとする地球側、まあ、一般市民ってワケではないんですが(超国家機関らしい)、
ともかく地球側の方が圧倒的に強くそして悪いんですよね

主人公はそんな地球側を代表するようにエイリアンを軽視し、軽いノリで彼らを追い詰めるんですが、
自分のミスから自身が追い詰められて状況に陥ってしまいます・・・



が、その頃には観ているコチラはエイリアンに同情しちゃってるので、
「自業自得や!」ってエイリアン側に立ってしまいます^^;
詳しくはネタバレになるんで言えませんが、
この作品で描かれている様子は、現代の先進国と資源を持った発展途上国の関係とダブリます
だから余計に先進国=地球陣の都合でいいようにされるエイリアン=途上国に感情移入しちゃいます
こういうところが素晴らしいなと思いますね

中々深いテーマも内包しつつ、SF娯楽作品としても観ごたえのある作品です
観ればエイリアンに同情すること請け合いですw


オススメ度(5点満点):★★★★★