60からのつれづれ日記

6回目の年男、現在は月20日ほど、午前中3時間ほどのパートでのんびりと仕事をさせてもらっています。

第68回 蘖(ひこばえ)井笠川柳誌上大会の結果

2022-11-03 10:04:07 | 日記
岡山県笠岡市を拠点に「蘖」と言う川柳誌を発行している井笠川柳会。第68回を迎えた今回の
課題は「土産」と「我慢」の二題。早速ですが結果が届きましたので報告させて頂きます。
 ◯印が入選句です。 

「土産」
     ◯フクシマに処理水という置き土産
     ◯ジュラ紀から届く山頭火の小骨

「我慢」 ◯仏壇のメロン完熟じっと待つ  佳作
      お下がりでいつも我慢の三女です

なお、今回の句碑獲得作品には下記の東広島市在住のTさんの句が選ばれました。

     ◯我慢なら負けぬ昭和の骨密度

ちなみに句碑獲得作品とは今回の大会で一番優秀と支持された句で、その成果に対して
当該句が刻まれた石碑が贈られるというものです。
そしてその句碑は「句碑の丘」という場所に設置され歴代の優秀句と並ぶことになります。
昭和という時代、過酷で理不尽な太平洋戦争に始まり終戦を迎えての日本。焼け野が原、
敗戦からの苦難、我慢、辛抱、忍耐など。戦後から辛酸を嘗め尽くし歯を食いしばって
てからの復活をし高度成長を実現。今の日本の基盤を作った昭和、そしてそれを支えた
多くの日本人。その辺りを「昭和の骨密度」と表現したところにこの作者の上手さがある
と思います。まさに納得、共感の句でした。

さて、話は変わりますが井笠川柳会も高齢化による会員減少等々、諸般の情勢により年3回
行っていた大会を年1回に縮小。それに伴い年間賞の石板贈呈の廃止、さらに句碑の方も
1基に削減との報告がありました。全国各地、どこの句会も抱えている悩みですが、なんとも
いかんしがたい、人智ではなかなか解決しない問題であります。少しでも会員増を図り
存続させて行きたい気持ちは皆さん、同じなのでしょうが残念なことです。
当方なども微力ではありますが、会には可能な限り出席し各地の大会には多く投句をする
ことで盛り上げたいと思っております。もっとも身近な文芸、親近感のある川柳、「継続は
力」皆さん、頑張ろうではありませんか(青年の主張みたいになりました。( ; _ ; )/~~~)


今日の写真は自宅近くの無人販売所のみかんです。


国道沿いで一袋100円なので多くの人が買って行きます。


農家の方が大中小と選別して並べてくれます。昼過ぎには売り切れていることも多々あります。


大と小を買って食べ比べました。酸味はありますが、小ぶりな方が少し甘いような。冬場のビタミンCの補給源です







     

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