ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

久し振りに大感動!

2017-03-26 06:43:39 | エッセー
 先日から映画を見たくて、時間ごとに違う映画を上映している近い
「下高井戸シネマ」のスケジュールをときどき見ていたが、見たい映画は
あっても、時間が合わずなかなか行けなかった。
 今朝10時に始まる「シーモアさんと、大人のための人生入門」は89歳の
現役ピアノ教師のドキュメンタリーだと知り、どうしても見たくなり、9時30分
に家を出て、隣駅の豪徳寺まで急いで歩いた。
 山下駅ですぐにタイミングよく世田谷線に乗れて、映画館着9時50分だった。

 アメリカの天才のピアニスト「シーモア・バーンスタイン」が50歳で現役
のコンサートの演奏を止めて、本当に好きな作曲やピアノ教師となった。
 素人の私でもその類まれな演奏は、素晴らしかったし、プロにレッスン
していて、その天才的な指導で、生徒の演奏がまるで変わるのが、本当に体が
震えるほど感動した。さまざまな生徒たちとのレッスン風景や、会話から
その人柄が感じら、場面場面が私には「珠玉のひと時」のように感じられた。
 ことに35年ぶりで演奏をすることになり、スタンウエイ社の地下で、その日
に演奏するピアノを選ぶ場面は、音楽に対する愛情が溢れるように感じられて
私は胸がイッパイになった。
 
「音楽は感情を表す言語」の言葉が印象的だったが、地位や名声を捨て
音楽を愛する自分の気持ちに正直に、レッスンプロになり、89歳の今穏やかに
有意義に暮らすのは、何と素晴らしい人生だろう。
 見ている間、私は時々体や頭がときどきしびれたが、こんな素晴らしい
ドキュメンタリー映画を、ピアニストの心友にもぜひ見せたいと思った。
 でも、今日はアンコールに寄る一日上映だったようで、残念だったが
私は何とラッキーだったのだろう。「感動は心の憂さを洗い流す」と言われるが
このドキュメンタリー映画を見た後、心の空はスッカリ晴れていたし、もしも
できたらもう一度見たいと思った。。
コメント
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