宮城谷昌光著「香乱記」読み終えました。
ほとんど一気に読み通した印象です。
こういう読み方した本は久しぶり。 まぁ、初読の本が久しぶりでしたからね。 しばらく新しい本は買わずに、以前に読んだ本を読み返してばっかりだったので。
先の展開がわかっている本はやっぱりどんどん引き込まれて読み進むってわけにはならないですよね。
久しぶりに本の世界にぐいぐい引き込まれました。
宮城谷さんの文章って読んでいるとどんどん風景が頭の中に広がっていくのが楽しいんですよね。
主人公の田横さんは今までまったく知らない名前でした。
田広という名前は何か他の秦末・漢初を扱った小説で見たことがあるような気がしますけど。
酈食其を信じたばっかりに韓信に奇襲されてあっさり滅ぼされた斉王っていうような扱いだったような気がする。
漢・劉邦の側から見るとそうなるんですよね。
今まで読んだこの時期の小説ってやっぱり漢の側に立ったものばっかりだったので、斉の田氏はサイドストーリーにすらならないんですよね。
劉邦側でも項羽側でもないこの小説は新鮮でした。
結末はかなり切なかったですけど。
ほとんど一気に読み通した印象です。
こういう読み方した本は久しぶり。 まぁ、初読の本が久しぶりでしたからね。 しばらく新しい本は買わずに、以前に読んだ本を読み返してばっかりだったので。
先の展開がわかっている本はやっぱりどんどん引き込まれて読み進むってわけにはならないですよね。
久しぶりに本の世界にぐいぐい引き込まれました。
宮城谷さんの文章って読んでいるとどんどん風景が頭の中に広がっていくのが楽しいんですよね。
主人公の田横さんは今までまったく知らない名前でした。
田広という名前は何か他の秦末・漢初を扱った小説で見たことがあるような気がしますけど。
酈食其を信じたばっかりに韓信に奇襲されてあっさり滅ぼされた斉王っていうような扱いだったような気がする。
漢・劉邦の側から見るとそうなるんですよね。
今まで読んだこの時期の小説ってやっぱり漢の側に立ったものばっかりだったので、斉の田氏はサイドストーリーにすらならないんですよね。
劉邦側でも項羽側でもないこの小説は新鮮でした。
結末はかなり切なかったですけど。