○五体俳句0314・顎02・武田伸一01・2017-01-15(日)
○「夜神楽のしばしば空に向く顎よ」(『出羽諸人』2003)(武田伸一01)
○季語(夜神楽・冬) 「よかぐらのしばしばそらにむくあごよ」(→「金子兜太-海程」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:夜神楽の面の下から覗く顎をクローズアップしました。踊りの変化のなかでしばしば空を向く顎。空は一面の冬の星です。
●武田伸一(たけだしんいち)
○好きな一句「一個の岩に母来て座る虚空かな」(『出羽諸人』2003)02
○季語(無季) 「いっこのいわにははきてすわるこくうかな」(引用同上)
【Profile】:1935年、秋田県能代市出身。1950年、「氷原帯」入会。以後「青年俳句」「風」「寒雷」等を遍歴。1953年より、「合歓」会員を経て同人。1962年、→金子兜太に師事。1977年、第13回「海程賞」受賞。「海程」同人。1995年より編集長。1999年、第54回現代俳句協会賞受賞。現代俳句協会理事・朝日カルチャーランター講師。
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