●特集俳句0265・石の俳句04・新谷ひろし01・2016-02-12(金)
○「眼のごとく石乾きをり野火のあと」(新谷ひろし01)
○季語(野火・春) 「めのごとくいしかわきをりのびのあと」【→特集俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:野火が火面が去ったあとの野原に熱で乾いた石があらわれています。こうこうと見開いた眼のように。
●新谷ひろし(あらやひろし)(1930~2020)
○好きな一句「人の死へ藁の匂ひの目刺食ふ」02
○季語(目刺・春) 「ひとのしへわらのにほひのめざしくふ」
【Profile】:青森県出身。1947年「暖鳥」(吹田孤蓬主宰)、1949年「あざみ」(→河野南畦主宰)入会。1955年「暖鳥」編集、1991年主宰。2006年、60周年で「暖鳥」終刊。俳句極楽誌「雪天」主宰。青森県文化賞、青森県褒章受賞。
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