●色彩俳句0220・真紅01・松浦加古01・2015-04-04(土)
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○「ざり蟹の真紅に死せり花の下」(『這子』2012)(松浦加古01)
しんく真紅#a22041
季語(花・春) 「ざりがにのしんくにしせりはなのした」(「俳句界」201209)
【鑑賞】:桜の色と蟹の真紅との取り合わせです。蟹は死しても色褪せることなく、その真紅をさらに極めています。おりから満開の花の下で。
※桜前線どのあたり:東北を北上し、4/2に福島開成山公園、4/3に仙台白石川堤一目千本桜(宮城県)の桜が開花しました。
○松浦加古(まつうらかこ)
○好きな一句「われ去りて鏡を残す春の闇」(『同上』)02
季語(春の闇) 「われさりてかがみをのこすはるのやみ」
【Profile】:1934年東京都出身。→林十九楼、→野見山朱鳥に師事。1974年「蘭」入会、→野澤節子に師事。「蘭」副主宰を経て、2009年→きくちつねこから「蘭」主宰継承。蘭賞、蘭同人賞、「這子」で最6回文學の森大賞受賞。
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