俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句520「カレーの香流れて厨あたたかし」(八牧美喜子)

2021-03-01 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句520・嗅覚108・八牧美喜子01・2021-03-01(月)
○「カレーの香流れて厨あたたかし」(八牧美喜子01)
○季語(あたたか・三春)(「俳句界201304」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめも)】

【鑑賞】:日本のあらゆる台所に、四季を通して流れるカレーの香。掲句は暖かさを感じる春の厨房。我が家でも年365回の内食献立の中で週一はこの香に包まれる。


八牧美喜子(やまきみきこ)(1929~2016)
○好きな一句「蝙蝠の自在灯のなき塩田に」02
○季語(蝙蝠・三夏)(「新版俳句歳時記夏の部」より引用)

【Profile】:山形県出身。→大野林火、→松崎鉄之介に師事。「」(1946~2013)同人。「濱」同人賞受賞。1992年福島県南相馬市にて季刊「はららご」を創刊主宰した。福島県俳句文学準賞受賞。南相馬市の特攻隊員の慰霊に尽力した。

コメント